2024年12月11日(水)

MOLDINO 22年度連結売上高250億円を目指す

国内ドリル事業に注力

鶴巻二三男社長

MOLDINO(東京都墨田区、03-6890-5101)は、2022年度連結売上高250億円を目指す方針を掲げた。欧米を始めとした海外向けをけん引役とし、回復が進むとみる。国内外問わず積極的な新製品の投下や、提案営業などに取り組み、需要を取り込む考え。

6月27日にオンラインで開催された代理店・販売店向け事業報告会「MOLDINOVISION2022」で明らかにした。足下では欧米を中心とした海外向けの需要が好調に推移しており、海外受注比率は約6割に達している。

一方で、国内の受注指数は15年度上期を100とした場合、22年度上期は93と新型コロナウイルスによる景気低迷から回復傾向にはあるものの過去実績には届いてない。ただ、小径を中心に超硬ドリル事業が好調。受注比率は国内が7割と高く、今後はドリル事業を強化していく。25年度には、14年度上期を100とした場合、180近い受注指数を目標に掲げた。

今年度は新製品や提案営業の展開に加え、顧客接点の見直し、オンラインを活用した技術サービス、POSデータ運用などのデジタルデータを活用した効率化などに取り組む。また、昨年から継続している勉強会の開催も積極的に展開していく予定。

鶴巻二三男社長は「小さな工具の刃先を生み出し、作り出す楽しさ、またそれをお客様に紹介して届ける楽しさ、秘められた魅力を皆さんと一緒に感じ、誇りに思い、今年度も取り組んでいきたい」と語った。

日本産機新聞 2022年8月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト