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【商社トップインタビュー】Joyful喜一HD/田中 健一社長「シナジーは第2段階に」
コロナ禍によるデジタル活用の加速から始まり、半導体をはじめとしたモノ不足や素材の高騰、混乱が続くウクライナ情勢などの諸問題は収束の兆しが見えず、先行きの見通しはますます難しくなっていく。さらにカーボンニュートラル(CN)やSDGsといった社会課題への対応も求められており、経営環境の変化はまだまだ続くだろう。それらの変化の中で、機械工具卸商社は何を重視し、どのように対応していくのか。今年注力することについて、15社に聞いた。

全社の商品検索できるサイト
今年最も取り組むことは。
その一つはJoyful喜一グループの3社が取り扱う全商品を検索することができるサイトをつくること。これまでエスコや喜一工具はそれぞれのサイトを展開してきたが、利用者はそれぞれのサイトにアクセスしないといけなかった。
それを一つの総合サイトで検索できるようにする。現在、エスコは14万点、喜一工具は40万点の商品を掲載している。ここに小川善の商品を加えて合計約55万点の厳選された商品がを検索できるサイトをつくりたい。
その目的は。
ユーザーの工具・資材購買の効率化を後押しするため。近年ますます、ものづくり企業や建築、電気工事業者などがネットで工具や資材を検索する動きが広がっている。そうした動きに応えていきたい。
Joyful喜一グループはホールディングス化して今年で8年目を迎えます。
喜一工具、エスコ、小川善。この3社が連携してそれぞれの強みやノウハウ、業態を生かし、シナジーが出るようにこの8年、取り組んできた。3社間で人が交流、情報を共有し、展示会を開き、物流機能を統合し効率化するなど大きな成果を出してきた。
ただ、これまでは基礎的あるいは局所的な部分での連携が殆どだった。それは3社連携の第1段階。第2段階はこれまでの連携で培ったノウハウや技術を生かし、より大きな成果を出せる新たな活動を展開していく。
新たな活動とは。
一つが総合サイトの新設。ほかにも3社連携での新商品開発や情報のデータベース化、ユーザーニーズの分析に取り組んでいる。当社が目指すのは時短、簡単、便利さで「なるほど」「ニヤリ」と思ってもらえる工具や間接副資材でグループのブランド価値を高め、さらに購入のしやすさで現場の職人さんに元気を与える企業になること。そのために3社のシナジーを追求していきたい。
日本産機新聞 2022年7月20日
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