減税も内需を後押し 工作機械、ロボット、測定機器の機械工具関連3団体が2026年の見通しを発表した。工作機械の受注額は前年比6.0%増の1兆7000億円と見通した。ロボットの受注額は3.2%増の1兆300億円と22年以来 […]
【商社トップインタビュー】エバオン / 前西 衛社長「物流改革、商品確実に届ける」
コロナ禍によるデジタル活用の加速から始まり、半導体をはじめとしたモノ不足や素材の高騰、混乱が続くウクライナ情勢などの諸問題は収束の兆しが見えず、先行きの見通しはますます難しくなっていく。さらにカーボンニュートラル(CN)やSDGsといった社会課題への対応も求められており、経営環境の変化はまだまだ続くだろう。それらの変化の中で、機械工具卸商社は何を重視し、どのように対応していくのか。今年注力することについて、15社に聞いた。
海外展開の基礎つくる

今年最も取り組むことは。
物流改革。全ての在庫を正確に管理し、お客様に商品を納期通りにお届けする。商社として当たり前のことだが、この当たり前をときにできていない。在庫が無いのに受注し出荷できない。受注したのと別の商品を出荷する。そうしたことが起こらないよう物流改革を進めていく。
トラブルの原因は。
この数年、在庫の商品点数と量を増やし続けてきたことが大きな理由。当社の主力商品はベアリング。全取扱量の約70%にあたり、いまや在庫は5万点にもなり保管するスペースが狭くなっていた。加えてベアリングや形状や仕様で類似する商品が極めて多く、誤って出荷することが多かった。
物流改革は今年で3年目を迎えます。
かねての課題を解決するため3年前に改革プロジェクトをスタート。昨年には浜松市(静岡県)に物流センターを新設し、本社と東大阪の在庫の一部を移管したが充足していない。より余裕を持って効率良く在庫を保管できる物流体制を今後も模索していく。一方で在庫を完全にデジタル管理する仕組みも導入したい。
将来の成長戦略をどのように考えていますか。
当社の強みはベアリングの豊富な在庫。どの商社に問い合わせても見つからない。そんなお困りのお客様から注文を頂くことが多い。この販売スタイルを中国や東南アジアでも展開したい。現地でも日本と同じように市場に少ないベアリングを求めるニーズがある。そのニーズに応えたい。
そのための物流改革。
いま取り組む物流改革は、海外展開強化の基礎づくりでもある。在庫を全て正確に管理し、欲しい商品を時間通りに届ける。その力が無くては、海外でも成し得ない。中国や東南アジアの製造業はさらに発展しベアリングの需要も増えるはず。その需要を開拓するためにも日本で物流の力を確立する。
日本産機新聞 2022年7月20日
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