2026年4月8日(水)

三叉路…

〇…デジタル技術はビジネスの在り様を変え続けている。テレビ会議システムは顧客との距離をなくし、AIで自動回答や出荷予測ができるようになっている。その進化は止まらないが、功ばかりではない。どんなことにも光と影はある。

〇…あるデザイン会社の社長は影の一つに「育成」を挙げる。今はアポもメール、デザインも個々のパソコンの中。「先輩の隣で電話を聞き、どう話せばアポが取りやすいかを学ぶ。手書きのデザインからは、思考プロセスを学ぶ。今はそうしたことが難しい」。

〇…製造業では、こうした課題を重く見ているのだろう。技能者の動作の動画分析や、ノウハウを「見える化」する企業が増えている。ある自動車メーカーの技術者は、こうした取り組みについて「ノウハウやカンコツを伝えるには、デジタルを活かした今のやり方があるはず」と話す。

〇…機械工具業界でも同じではないか。むしろ、アポの取り方、顧客との会話など「見て覚えること」が多いため、そうした営業プロセスの「見える化」は重要ではないか。来週には多くの若者が機械工具業界に入ってくる。そんな時だからこそ、今の時代に合った育成方法を再考したい。

日本産機新聞 2022年3月20日

[ コラム ][ 三叉路 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

特集:今年の戦略商品② メーカー各社が拡販に注力する製品を紹介

今回の特集は、前号に引き続き「今年の戦略商品」。工作機械や切削工具、チャックなどの工作機器をはじめ、省エネを謳うエアコンプレッサーに労働安全を訴求するファン付き作業服、さらにユニークな機能を持つ機械要素部品や配管工具まで […]

浜正 印に法人設立、日系ユーザーの現地調達・自動化を支援

浜正(大阪市西区、06・6531・8431)は2月28日、インドに現地法人を設立した。まずは日系ユーザーの現地調達や自動化支援などから手掛け、初年度に2億円の売上を目指す。将来はインド国内での多店舗化や、現地のSI企業と […]

引き継ぎをスムーズにするには【現場考】

「ちょっと図面を見てくれないか」、「もっと削りやすい砥石を知らないか」。顧客から高い信頼を得ている営業が現場に向かうとよくこんな声がかかる。ある販売店ではこうした技術や知見を持つ営業を多く抱えることで、顧客の信頼を得てき […]

トピックス

関連サイト