2025年3月15日(土)

岡本工作機械製作所 本社工場に恒温室

精密金型の加工研究に

岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工のテスト対応や技術開発などに活用する。

恒温室内にはCNC超精密平面研削盤「UPG63CALi2」を設置した。摺動面に静圧スライドとリニアモータ駆動を採用したモデルで、平面度1μmレベルの超精密研削加工が可能。室温は空調で管理し、油圧タンクなど熱源は恒温室外に設置することで高い水準の恒温を維持している。

需要拡大が予測される電子部品関連の高精度超精密部品向け金型などの加工テストを行い、技術開発などにつなげる考え。

また、ユーザーからのテスト加工なども受け付けている。担当者は「EVや5Gなどによって、新しい加工に挑戦したいというニーズは年々増えている。当社をぜひ活用してほしい」としている。

日本産機新聞 2022年1月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

三共精機 柔軟な空間が生み出す創造性【京都特集】

グローバル視点で未来を拓く 三共精機(京都市南区)は多様性を尊重し、働きやすく人が集まる環境づくりを進めることで、創造性あふれる経営を目指している。 その一例が、社内レイアウトの刷新。オフィスにはバーカウンタ—を併設し、 […]

北出金作商店 『ありがとう』を返せる企業へ【京都特集】

めんどくさいことも喜んで 「人が生き生きと働き、明るく楽しい職場で、会社を好きになってもらいたい」と話すのは北出金作商店の北出幸裕社長。2019年に社長就任し、『ありがとうを、いきる』を経営理念に、社内改革に取り組むと同 […]

小林機械 中古機械の簡易審査リース開始

みずほリースと提携 小林機械(群馬県館林市、0276・74・4406)はこのほど、みずほリース(東京都港区)と提携し、簡易審査による中古機械のリースを開始した。動産総合保険を付与し、割賦販売にも対応する。現金での一括購入 […]

トピックス

関連サイト