2026年10月9日(金)

京都府機械工具商業協同組合 セミナーを開催

火星移住など間近に、地球を知る研究から

京都府機械工具商業協同組合(阪ノ下勝理事長・サカノシタ社長)は9月14日、恒例のセミナーをオンラインで開き、京都大学大学院総合生存学館(SIC)の山敷庸亮教授を招き、「有人宇宙学研究センターの挑戦」をテーマに、人類が月や火星など他の惑星に移住することが可能なのか、移住するために必要な技術や研究について講演した。

山敷教授はSICについて「地球で当たり前の自然が他の惑星では存在せず、自然を構成するものを研究することで地球を解明したい」と語る。人類社会は地球が持つ自然の中にある森・海・土地と、そこから生まれた水や食料など資源の上に成り立っている構造で、これを他の惑星で実現するには様々な条件が必要になる。すでに、米国は人類を月面に着陸させるアルテミス計画(有人宇宙飛行計画)を進めており、2024年を目標に月面着陸し、28年に基地建設するとしている。これに続いて、中国も火星探査車など宇宙探査に力を注いでおり、競争は激化している。

山敷教授は「月は5年、火星は20年以内に実現する可能性があり、日本は競争に参入できない可能性がある」と指摘。その上で、他の惑星に移り住むにはロケットなどの技術だけでなく、人類が居住できる環境整備が必要。そのために地球そのものを知る研究が大切と説く。「京都には優れた計測技術やセンシング技術を持つ企業があり、NASAの研究員とも交流している」と宇宙への可能性に言及した。

日本産機新聞 2021年9月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

日進・尾野 功騎社長「難削材といえば日進」を広めたい【この人に聞く2026】

日進・尾野 功騎社長「難削材といえば日進」を広めたい【この人に聞く2026】

切削工具メーカーの日進(堺市堺区、072・221・8081)は、難削材に特化した製品開発に取り組んでいる。「NISSIN FALCON ENDMILL」を武器にニッチな分野を切り拓く同社の尾野功騎社長に、自社の強みや描く […]

正しい問いを考える【現場考】

AIが日常生活だけでなく、ビジネスの現場でも使われるようになり、アイデア出しの「壁打ち」に使う人は多いだろう。その回答の精度や量は驚くほどだ。例えば「この条件で10個のアイデアを考えて」と指示すれば簡単に10個出てくる。 […]

特集 メーカートップインタビュー 各社に聞く、今年最も力を入れる事とは

AIの普及に伴うデータセンター需要の拡大に加え、航空機、防衛、造船など幅広い分野で追い風が吹く国内の製造業。一方、イラン情勢を背景とした原油価格や原材料の高騰、供給不安など、経営環境には不透明感も漂う。変化の波をどう捉え […]

記事ジャンル

関連サイト