2026年10月11日(日)

黒田精工 黒田彰一氏を偲ぶ会

業界関係者など約400人が参列

黒田精工の元社長で昨年9月に老衰のため亡くなった黒田彰一氏(同社最高顧問)の「偲(しの)ぶ会」が9月6日、帝国ホテル(東京都千代田区、03-3504-1111)で開かれた。業界関係者など約400人が参列し、自社の事業拡大や世界の産業界の発展に尽力した功績をたたえた。

献花台奥に黒田氏の遺影が映し出され、参列者が白い菊の花を供えた。会場には黒田氏の思い出の写真や映像が展示され、参列者は故人の在りし日の姿や言葉に触れ、思い出を振り返った。

黒田氏は東京帝国大学(現・東京大学)工学部在学中に黒田挟範製作所(現・黒田精工)の社長に就任。戦後、軍需が主だった同社を再建し、1961年に東証2部に上場、65年に黒田精工に社名を変更した。ゲージだけでなく、モータコア金型、平面研削盤、ボールねじなどを手掛け、専業ゲージメーカーから精密機器の総合メーカーへと成長させた。

日本金型工業会や国際金型協会(ISTMA)の会長を歴任したほか、アジア金型工業会連合会(FADMA)を設立し、自身も会長を務めるなどして金型業界の発展のために取り組んだ。こうした功績がたたえられ、87年には藍綬褒章、95年には勲四等瑞宝章を受章した。

主催者代表の黒田精工の黒田浩史社長はあいさつで「故人が残してくれた精密なものづくりに対する真摯で誠実な姿勢とクロダブランドの信用をしっかりと受け継ぎ、社員一同世界の産業の発展のためにまい進していく」とした。

日本産機新聞 2021年10月5日

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