2026年7月31日(金)

CN投資税制申請始まる

生産性向上と脱炭素の投資促す

経済産業省は「カーボンニュートラル(CN)に向けた投資促進税制」の申請受付を開始している。計画の認定を受け、24年3月までに脱炭素効果の高い設備を導入すると、最大10%の税額控除か、50%の特別償却が可能になる。脱炭素と生産性向上を両立させる投資を促すのが特長だ。

設備投資の対象は2つに分かれる。一つは洋上風力や燃料電池、化合物パワー半導体など5つの特定分野の「大きな脱炭素化効果を持つ生産設備」で、こちらは大手や特定の企業が対象となる。

もう一つが大半の製造業に関連する「生産工程等の脱炭素化と付加価値向上を両立する設備」が対象。脱炭素と同時に生産性向上を促すために、付加価値額をエネルギー起源二酸化炭素排出量で割った「炭素生産性」を指標とした。

設備投資や設備の運用などを含めて、3年以内に、この炭素生産性を7%向上させる計画を策定し、認定を受ければ、5%の税額控除か、50%の特別償却ができる。10%以上の改善計画の場合だと、10%の税額控除か、50%の特別償却が可能になる。

計画の認定を受けることができれば、炭素生産性を1%向上できる設備が税額控除や特別償却の対象になる。機械装置、器具備品、建物附属設備、構築物と広いうえに、最新製品である必要でないのも大きな特長だ。あくまで、新たな設備を投資することで、従来に比べて、その事業所の炭素生産性が改善できれば対象となる。

すでに日本自動車部品工業会などでは、この税制に関する説明会を開催しており、今後は炭素生産性に着目するユーザーが増える可能性は高い。販売店にとっても、カーボンニュートラルを意識することは重要になってきそうだ。

日本産機新聞 2021年9月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

半導体装置部品、26年度の需要予測を6兆5502億円に上方修正

半導体製造装置の部品メーカーが生産力を高めるため設備投資を強化している。増産を計画している装置メーカーの要望に応えるためだ。半導体需要が増えるなか、装置生産はこれからも右肩上がりで増える。工作機械メーカーは生産性を高め、 […]

monolyst  「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

monolyst 「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

機械工具向けAIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」を手掛けるmonolyst(東京都渋谷区、03・6683・4068)はこのほど、AIマスタマッチ機能を拡張した。メーカーと自社で異なる管理品番や品 […]

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

ユニソル中日本支社(松吉正訓支社長)の主要仕入先で構成する中日本ユニソル会(風見賢児会長・日東工器中日本支社長)は、6月25日、ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)で2026年度総会を開いた。今年1月1日にユニソル […]

トピックス

関連サイト