2026年7月14日(火)

三菱電機 形彫りの中型機種

AIで安定化・高速化を実現

三菱電機(東京都千代田区、03-3218-2111)はこのほど、形彫放電加工機「SGシリーズ」から小物から中大物加工に適した中型機種の「SG28」を発売した。AI技術を用いた加工制御と最新の機械構造・電源仕様によって、自動車のバッテリーケースやヒートシンク、エンジンに使用されるアルミダイカスト金型などの加工の安定化と高速化を実現する。価格は2390万円(税込み)。

同社独自のAI技術「Maisart(マイサート)」によって加工状態に合わせたリアルタイムの最適制御が可能。従来機から電極とテーブル間の最小小間距離を約150㎜縮小する一方で、Z軸の移動距離を50㎜拡大した。X、Y、Z各軸の移動量は650㎜・450㎜・400㎜。

また、低浮遊容量電源を採用し、加工開始時に突発的に発生する異常放電を抑制。加工面質の向上を実現し、加工後のワークのミガキ作業を従来機比で330%削減した。

同社独自の数値制御装置「D‐CUBES(ディーキューブ)」も標準搭載。新機能によって、座標数値からワーク寸法が計算可能。従来の手作業での確認・計算が不要となり、段取り作業の効率化を実現する。

その他、IoTを活用した独自のリモートサービス「iQ Care Remote4U(アイキューケアリモートフォーユー)」にも対応する。

日本産機新聞 2021年7月20日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

特集 成長する脆性材・樹脂・ゴム加工

機械や工具など技術開発が進む 直近、生成AIやデータセンターの投資が活発になり、半導体及び半導体製造装置の需要が急増。そのため、装置関連部材に活用される各種セラミックス(アルミナ、窒化アルミ、SiC)や石英ガラスなど脆性 […]

「技術で革新を作る」脆性材加工・トップ精工の取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

工具や治具も自社設計 「他社では加工が困難なセラミックスや石英ガラスなど難加工に取り組み、最適な工具・治具設計から加工条件まで確立しつつある」と語るのは中川翔太社長。2001年の設立以来、脆性材料の精密加工に特化し、マシ […]

「誰もが避ける道究める」樹脂加工・シティプラスチックの取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

大きさ、材質、量…全方位 半導体製造装置などの精密プラスチック部品を手掛けるシティプラスチックは今年3月、本社に6つ目の工場を新設した。これからも新棟を増やしていく計画で、これらの工場で約330台の工作機械をメーカー別に […]

トピックス

関連サイト