2026年10月7日(水)

イマオコーポレーション 誰でも安定・強力クランプ【特集:工程短縮】

「クサビロックタイプ」 後からロボット導入も簡単

イマオコーポレーションは「人とロボットの共存」をテーマに、段階的な自動化・柔軟な自動化を提案している。中小製造業では、一気にロボットを導入するにはコストや人材面、生産体制の変更などリスクが大きいことから、一部工程や夜間作業をロボットにさせ、昼間は人が作業するなど人とロボットを適度に融合させる必要がある。

そこで、同社がJIMTOFで発表したのがワンタッチクランプ「クサビロックタイプ」(1月発売予定)だ。

ワンタッチクランプシリーズ

ワンタッチクランプシリーズは、レバー操作でワーククランプが可能なメカ式の段取り改善製品。荷重をかけるほど高いクランプ力を発揮するカム式と、常に一定のクランプ力を得られるバネ式で展開。新製品のクサビロックタイプはバネ式とクサビ機構を組み合わせ、高いクランプ力と常に一定のクランプ力の両方を兼ね備えることに成功した。工具レスで人による操作が簡単なため、ロボットによる操作やティーチングも簡単に。人が行う作業を後からロボットへ置き換えができる、まさに人とロボットの共存を実現した製品。

クランプ方法も豊富で、上から固定する“スイングクランプ”、横押しタイプの“サイドクランプ”、コンパクトな横押しタイプの“プッシュクランプ”、別売のシャフトを使用して奥まった部分を固定でき、ワークの幅変化にも対応する“リーチクランプ”、ツールの干渉を避けることができる“引込みクランプ(来年3月発売予定)”の5タイプを用意。

ロボットでクサビロックタイプを締付け

「クランプ力を落とさずにクランプストロークを従来品と同等にすることができた」と開発に携わってきた営業部・小坂理主任。「誰でも作業しやすいレバーの操作とクランプ力のバランスを追究するため、社内の女性にテストしてもらった」。また、錆を嫌う場面でも使用できるよう無電解ニッケルメッキを採用。

段取り時間短縮・生産性向上を実現する同社の製品群は、「ワンタッチクランプ」のほか、「フレックスロケーター」「ナットランナー治具」「ワンタッチ着脱」「スマートシフト ロボットシステム」等々、多彩。「現場用途に合わせて、最適な自動化・工程改善を提案したい」(小坂主任)と強調する。

日本産機新聞 2024年11月20日

[ メーカー ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

正しい問いを考える【現場考】

AIが日常生活だけでなく、ビジネスの現場でも使われるようになり、アイデア出しの「壁打ち」に使う人は多いだろう。その回答の精度や量は驚くほどだ。例えば「この条件で10個のアイデアを考えて」と指示すれば簡単に10個出てくる。 […]

特集 メーカートップインタビュー 各社に聞く、今年最も力を入れる事とは

AIの普及に伴うデータセンター需要の拡大に加え、航空機、防衛、造船など幅広い分野で追い風が吹く国内の製造業。一方、イラン情勢を背景とした原油価格や原材料の高騰、供給不安など、経営環境には不透明感も漂う。変化の波をどう捉え […]

牧野フライス精機・清水  大介社長「自動測定・補正システム拡販」【特集:メーカートップインタビュー】

牧野フライス精機・清水  大介社長「自動測定・補正システム拡販」【特集:メーカートップインタビュー】

側面視機能をリリース –今年注力することは。 工具研削盤に搭載される「内蔵型マイクロビジョンシステム monocam2」の販売に力を入れる。加工中の工具をカメラで自動測定し、規格から外れた場合はプログラムに補 […]

記事ジャンル

関連サイト