2026年8月19日(水)

レーザー加工機事業参入 −牧野フライス製作所–

脆性材や微細加工開拓

 牧野フライス製作所はレーザー加工機事業に参入する。11月9日、レーザー加工機「ルミナイザーLB300」、「同500」の2種を発表した(写真)。炭化ケイ素やジルコニアといった脆性材の加工や、切削加工では難しい微細加工分野を開拓する。2機種合わせて年間20台の販売を目指す。

 10年前から協業関係にあるスイスのシノヴァ社の技術を採用した。水と空気の境界面での全反射現象を利用し、レーザーを照射する。水でワークを冷却しながら加工するため、熱影響が抑えられる。

 水ジェットでレーザーをガイドするため、垂直な切断面が得られるほか、焦点位置の調整が不要で、高アスペクト比の加工ができる。リニアモータや1nmのスケールフィードバックを採用するなどして、繰り返し位置決め精度1μmを実現した。

 ターゲットは、炭化ケイ素や窒化ガリウム、ジルコニアなどの脆性材の加工が多い、航空機や医療、半導体といった分野だ。さらに、回転工具の加工では難しかったサブミクロンクラスの微細加工分野を開拓し、年間20台の販売を見込む。

 井上真一社長は「当社の強みである機械精度とモーションコントロール技術を活かしたレーザー加工機で、お客様に新しい付加価値を提供していきたい」としている。

日本産機新聞 2020年11月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

新社長に聞く YUASA・村山 英明社長「『つなぐ』進化させ、新たな機能を『つくる』」

新社長に聞く YUASA・村山 英明社長「『つなぐ』進化させ、新たな機能を『つくる』」

400年に向け基盤強化 「『つなぐ』を進化させ、新たな機能を『つくる』こと。そして次の世代への基盤を強化するのが自らの役割」。そう話すのは6月にYUASAの社長に就任した村山英明氏。 実家は板金メーカーで、自ら汎用ボール […]

Hexagon MIが東大阪に新たな拠点を開設、ショールームやデモ機能を拡充

Hexagon MIが東大阪に新たな拠点を開設、ショールームやデモ機能を拡充

Hexagon Manufacturing Intelligence(Hexagon MI)はこのほど、大阪府東大阪市に新たな拠点を開設した。大阪オフィスとしての機能に加え、三次元測定機やソフトウェアなどを展示し、ショー […]

「創業80周年を迎えて」富士コンプレッサー製作所・嶌井 成行社長に聞く

自動車整備中心にブランド化/近場の商売大切に 富士コンプレッサー製作所(奈良県大和郡山市)は創業80周年を迎えた。1946年の創業以来、耐久性とメンテナンス性に優れたレシプロコンプレッサーを中心に、自動車整備工場から一般 […]

トピックス

関連サイト