2022年8月16日(火)

「事業承継支援」第一弾に石原技研
山善

エンジニアリングを強化

 山善は得意先を対象にした事業承継支援の第一弾として、搬送ラインの自動化などを手掛ける石原技研(栃木県鹿沼市)を選定した。提携するファンドと共同で設立した特定目的会社(SPC)が石原技研の株式を取得した。2年後をめどに山善の完全子会社化にする予定。SIerで子会社化した東邦工業とのシナジーも図り、エンジニアリングの強化につなげる。

 石原技研は創業1977年で、搬送ラインや省力機器の設計や製造、メンテナンスなどが強みのエンジニアリング会社。栃木県鹿沼市に本社工場を持ち、自動車関連や物流、食品業界などに幅広い納入実績を持つ。従業員は26人で、売上は約10億円。山善とは長年取引があり、「創業者から事業承継の相談を受けていた」(同社広報)という。

 山善は今年5月、事業承継で悩む仕入先メーカーや販売店に対し、事業承継を支援したり、戦略的M&Aをしたりするため、5年間で200億円の投資枠を設定。今回の石原技研はその第一弾で、独立系ファンドと共同出資したSPCが石原技研の株式を取得した。金額は公表していないが数億円程度とみられる。山善のスマート・ファクトリー・ソリューション(SFS)支社名古屋支店の松浦剛課長が石原技研の社長に就き、2年後をめどに完全子会社化する。

 山善は2017年に広島県のSIerの東邦工業を子会社化するなど、エンジニアリングを強化している。今回の支援もその一環で、グループ間でシナジーを高める考えだ。石原技研が地盤とする北関東や東北で、東邦工業が強みとするシリンダブロックなどのエンジン部品のライン構築を共同で手掛けることなども想定しており、さらなるエンジニアリングの強化につなげる。

 

日本産機新聞 2019年11月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

IZUSHI テクノマーク自動刻印機のワイヤレスモデルを発売

IZUSHI(大阪府東大阪市、06-6747-6184)はテクノマーク社(仏)の自動刻印機の新モデルであるワイヤレスモデル「CONNECTシリーズ」を今夏に発売する。WIFI接続でコントローラとマーキングヘッド間のケーブ […]

田野井製作所 田野井 義政会長に聞く

旭日単光章を受章 タップ・ダイスメーカー、田野井製作所(埼玉県白岡市、0480-31-7658)の会長である田野井義政氏が、令和4年春の叙勲で旭日単光章を受賞した。1987年から約25年に渡って社長を務め、先進的なものづ […]

東京精密 イエナオプティック社と提携

Shaftcomを披露 非接触かつ高速に測定可能 東京精密(東京都八王子市、042-642-1701)は5月25、26日、土浦計測センター(茨城県土浦市)で光学式シャフト形状測定機「Shaftcom (シャフコム)」のオ […]

トピックス

関連サイト