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受注額260億円
関西グランドフェア
生体認証やVRなど
セキュリティも今後のテーマ
9月20~21にかけてインテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれた関西グランドフェア(写真)は受注額260億円、来場者数は1万3624人になったと発表し、目標額の259億円を突破した。同展は工作機械や切削工具、工作機器など生産財をはじめ、建機や住設機器など様々な分野の商品を披露した。注目だったのが生体認証やVRといった新技術で高度なシステムが必要とされる企業にとって、セキュリティ強化は今後の課題となる。
「当社の技術は斜め顔でも認証が可能」と話すのは顔認証ソリューションを手掛けるグローリー(兵庫県姫路市)。通貨処理機メーカーとして培った技術を用いて顔認証システムを開発。情報管理の重要性が高まっており、オフィス内や食品工場などの入退室管理を求める企業で導入が増えているという。空間体験ができるVRを提案したのはメガソフト(大阪市北区)。住宅や医療施設向けのソリューションを展示。空間を見せるだけでなく編集も手軽にでき、空間のレイアウト変更も容易だ。
建築現場でもロボット活用が模索されている。システム会社のエイチ・アイ・デーは大東建託と共同開発した小型ボードビスロボット「D‐AVIS(デービス)」を実演。職人不足で困っている建築現場向けにビス留めの自動化を披露した。各現場によって様子が異なるため、システム構築には課題も多いようだが、改良を続けて2020年12月に発売予定という。新技術が多数披露された関西グランドフェアは今後も課題解決をテーマに、提案型の展示会を目指す。
日本産機新聞 2019年10月17日
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