2025年12月22日(月)

キャラバン活動に力
落合

顧客の頼りになる存在に

 落合(東京都台東区、03・3843・7251)は一昨年4月から、販売店と同行し、ユーザーを訪問するキャラバン活動に力を入れている。昨年度(2019年6月期)の活動実績は43件と一昨年度に比べ16件増加しており、今年度は50件を目標に掲げる。提案活動を強化し、より付加価値の高い営業展開を目指す。

 同社のキャラバン活動は、7年ほど前から「朝顔キャラバン」という名称で展開してきた。昨年4月からは専用キャラバンカーを東西の営業拠点に1台ずつ導入。デモ機や備品などを搬送し、全国各地を回っている。

 「朝顔キャラバン」の特長は、即売が目的ではなく、提案活動の一環として展開していること。「まずは、販売店やユーザーに『頼りになる存在だ』と思ってもらうことが大事」(藤原和明営業本部長)。

 キャラバンカーには、メーカー6社ほどの製品を搭載し、訪問先に応じて製品は組み替える。伝導機器や工具のほか、最近ではAGV(自動搬送車)やIoT関連機器なども搭載しており、「新しいもの、問題解決に直結するものを搭載するようにしている」(藤原営業本部長)。

 今後も活動は継続し、さらに強化していく方針だ。「多様な製品を取り扱う卸商社がやるからこそ、提案の幅を広げることができる。“落合=キャラバン活動”という風になるように今後も活動に注力していきたい」(藤原営業本部長)。

産機新聞 2019年8月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

経済産業省  航空機武器産業課 航空機部品・素材産業室  西山  正室長に聞く【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]

航空機部品メーカー・オオナガの取り組み【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]

航空機産業を支える注目7社の生産財【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]

トピックス

関連サイト