2026年4月22日(水)

校正・修理のウェブ受付
ミツトヨ

 ミツトヨ(川崎市高津区、044・813・8201)は4月1日から、測定工具の校正や検査、修理引き取りサービスのウェブ受付を開始した。ホームページ上の専用フォームから受付が可能。今まで煩雑だった手続きを簡略化するだけでなく、書類の不備や間違いによる手戻りも減らすことができる。代理店や販売店の負担を軽減し、サービスの向上を目指す。

煩雑な手続き簡略化

 ホームページ上に引き取りサービス専用のページを設置した。申込フォームから国際規格に準拠した校正を行う「JCSS校正」、同社の手順で校正を行う「一般校正」、定められた基準と照合して合否判定を行う「検査」、そして「修理」の中から選択し、製品型番や発行書類の希望、不具合内容などを入力することで依頼書を作成することができる。

 代理店や販売店は、ユーザーが作成した依頼書と依頼品を引き取り、依頼することでサービスの手続きが完了する。依頼書はユーザーの代わりに代理店や販売店が作成することも可能だ。

 「なるべく迷わず入力できるように工夫した」(テクノサービス事業本部駒井則彦氏)。今までこうした手続きは、専用依頼書に手書きで記入していたが、項目が複雑で記入漏れや間違いが起こりやすかったほか、「JCSS校正」や「修理」の対象品が分かりにくいなどの課題があった。専用ページの申込フォームでは、不必要な項目には入力できないようにしたほか、対象品のチェックなどもできる。

機工商の負担を軽減

 また、これら一連の手続きは大半が代理店や販売店で行う。ただ、その煩雑さ故に大きな負担になっており、ある代理店は「1度に数十台を引き受けることもあり、依頼書の作成だけで1日仕事になっていた」と話す。ウェブ化することによって「こうした負担を軽減することができる」(駒井氏)。

 加えて、依頼品のやり取りも流通を経由するため、仮に依頼書に不備があったり、対象外の依頼品だった場合には、ユーザーへの確認や返送に多くの時間が掛かっていた。手続き上での間違いが減ることで、「こうした手戻りも少なくなるため、ユーザーにとってもウェブ化のメリットは大きい」(駒井氏)。

 同社では現在、毎月800件ほどの修理、校正、検査の依頼があり、そのうち約1割で何らかの間違いや食い違いが発生しているという。そうした対応が減ることで同社の業務効率も向上する。駒井氏は、「今後、システムを実際に運用しながら、より使いやすいものに改善していきたい」とさらなるサービスの向上を目指す。

日本産機新聞2019年4月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

DMG森精機と東京大学が研究センターを設立、工作機械の技術研究や人材育成に産学連携で注力

DMG森精機と東京大学は4月、東京大学の大学院工学系研究科内に「マシニング・トランスフォーメーション研究センター(MXセンター)」を開設した。MXセンターは、工作機械の価値を将来にわたり高める研究を行い、技術革新を生み出 […]

山善、INSOL-HIGHら「J-HRTI」発足、ヒト型ロボの社会実装目指す

7月にはデータ収集センターも設立 山善(大阪市西区)とINSOL‐HIGH(東京都千代田)、ツムラ(東京都港区)、レオン自動機(栃木県宇都宮市)はこのほど、ヒューマノイドロボット(ヒト型ロボット)の社会実装に向けたコンソ […]

自動化システムの祭典 ロボットテクノロジージャパンが開幕へ 4万5000人の来場見込む

6月11日から13日の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催されるロボットテクノロジージャパン2026の主催者であるニュースダイジェスト社は出展者説明会を開き、出展者数が265社・団体、小間数1 […]

トピックス

関連サイト