2019年7月18日(木)

校正・修理のウェブ受付
ミツトヨ

 ミツトヨ(川崎市高津区、044・813・8201)は4月1日から、測定工具の校正や検査、修理引き取りサービスのウェブ受付を開始した。ホームページ上の専用フォームから受付が可能。今まで煩雑だった手続きを簡略化するだけでなく、書類の不備や間違いによる手戻りも減らすことができる。代理店や販売店の負担を軽減し、サービスの向上を目指す。

煩雑な手続き簡略化

 ホームページ上に引き取りサービス専用のページを設置した。申込フォームから国際規格に準拠した校正を行う「JCSS校正」、同社の手順で校正を行う「一般校正」、定められた基準と照合して合否判定を行う「検査」、そして「修理」の中から選択し、製品型番や発行書類の希望、不具合内容などを入力することで依頼書を作成することができる。

 代理店や販売店は、ユーザーが作成した依頼書と依頼品を引き取り、依頼することでサービスの手続きが完了する。依頼書はユーザーの代わりに代理店や販売店が作成することも可能だ。

 「なるべく迷わず入力できるように工夫した」(テクノサービス事業本部駒井則彦氏)。今までこうした手続きは、専用依頼書に手書きで記入していたが、項目が複雑で記入漏れや間違いが起こりやすかったほか、「JCSS校正」や「修理」の対象品が分かりにくいなどの課題があった。専用ページの申込フォームでは、不必要な項目には入力できないようにしたほか、対象品のチェックなどもできる。

機工商の負担を軽減

 また、これら一連の手続きは大半が代理店や販売店で行う。ただ、その煩雑さ故に大きな負担になっており、ある代理店は「1度に数十台を引き受けることもあり、依頼書の作成だけで1日仕事になっていた」と話す。ウェブ化することによって「こうした負担を軽減することができる」(駒井氏)。

 加えて、依頼品のやり取りも流通を経由するため、仮に依頼書に不備があったり、対象外の依頼品だった場合には、ユーザーへの確認や返送に多くの時間が掛かっていた。手続き上での間違いが減ることで、「こうした手戻りも少なくなるため、ユーザーにとってもウェブ化のメリットは大きい」(駒井氏)。

 同社では現在、毎月800件ほどの修理、校正、検査の依頼があり、そのうち約1割で何らかの間違いや食い違いが発生しているという。そうした対応が減ることで同社の業務効率も向上する。駒井氏は、「今後、システムを実際に運用しながら、より使いやすいものに改善していきたい」とさらなるサービスの向上を目指す。

日本産機新聞2019年4月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

スイス製のグラインダ
福島鑢商店

 福島鑢商店(東京都墨田区、03・3625・2940)は、スイス・バデコ社の電動グラインダの取り扱いを始めた。小さくて軽く、長時間の作業の負担を軽減できる。ジュエリーや時計をはじめ、金型など金属加工業向けにも売り込む。 […]

エース会を開催<br>山善

エース会を開催
山善

20年度売上高6100億円目指す  山善は5月30日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、大阪支社(佐々木公久上級執行役員大阪支社長)の主要得意先で構成する大阪山善エース会総会を開き、2019年3月期の決算と新年 […]

19年度売上高 前年度比5%増を予想
三菱マテリアル加工事業カンパニー

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、2019年度(19年4月‐20年3月期)の売上高が前年度比5%増になる見込みだと発表した。米中貿易摩擦などの影響で先行きの不透明感が増しているが、中村伸一常務(加工事業カンパニープレ […]

トピックス

関連サイト