2024年4月25日(木)

レニショー プローブの検査体制強化
後付け事業も開始

レニショー 検査体制強化

 レニショー(東京都新宿区、03・5366・5315)は、三次元側測定機などで使われるプローブの検査を促すために、サポート体制を強化している。

 プローブは工作機械での機上計測や三次元計測機などで接触測定する際に必要な機器(写真)。自動での芯出し作業など、計測の自動化には欠かせない。しかし、同社によると「電池の消耗が早くなっていたり、衝突や落下で精度が不安を持っていたりすると、プローブが搭載されている機械でも意外と使われていないこともある」という。

 こうした「休眠」ユーザーに対して、積極的に検査を促すとともに、交換が必要な場合は、通常で購入するよりも安い特別価格で製品を販売する。検査内容は、外観および機能検査、繰り返し精度検査、信号検査など。また、プローブの設定が分からないといったユーザーに対しても直接サポートする窓口も設けている。

 さらに、工作機械購入後でのプローブの活用を後押しするため、「後付けキット」も開発。キットは工作機械用のプローブ、専用計測ソフトなどの製品に加え、取り付け作業、トレーニングまでを行う。ワークの芯出しや加工原点の自動更新、加工後の計測、機内での工具長測定などに対応する。

 まずはファナックのロボドリルとブラザーのコンパクトマシニングセンタ向けのキットを販売するが、同社では「現在は個別で対応している他の機械に対しても、将来的にはキットとして販売したい」としている。

日本産機新聞 平成30年(2018年)4月5日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト