2025年12月31日(水)

ふぁいと!!〜機械工具業界で活躍する女性たち〜
日工機材 張 惠萍さん
現場の課題をみつける

ふぁいと!!〜機械工具業界で活躍する女性たち〜No.6
日工機材 営業部 張 惠萍(ちょう ふぇいぴん)さん

ふぁいと‼︎No.6
 1974年生まれ。1992年花蓮高農高校卒。生命保険会社で勤務した後、日本に。アパレル商社を経て2014年日工機材。昨年6月から営業部。趣味はポーチなど小物づくり。台湾花蓮市出身、43歳。
 さあ今日はどんな困りごとを相談されるかな。大阪の八尾や東大阪にある担当の金型メーカー約40社にルート営業をする。営業部に移って約1年半。毎日、取引先の工場に訪問するのが楽しくて仕方がない。

 金型向け切削工具が主力の販売店、日工機材で唯一の台湾人女性営業。女性でたどたどしい日本語に不安がる取引先もいたが、「自分の精一杯を仕事にぶつけていたら受け入れてくれた。皆さんとても親切ですよ」。

 もともと営業事務。OLをしたくて転職したが、刺激を感じたくて営業がしたくなった。営業の魅力は取引先がどんな新たな課題に挑んでいるのか、予測不能なことに出会えること。「いつもワクワクしています」。

 いま秘かに挑戦しているのが取引先との会話から現場の潜在する課題をみつけること。上司や先輩は何気なく話しながら課題を探して解決する。「私もそうなれるように商品と日本語を学び、現場を回り、取引先からもっと信頼されるようになりたい」。

日本産機新聞 平成30年(2018年)2月20日号

[ ふぁいと!! ][ インタビュー ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

情報は未来を描くツール【現場考】

共有で終わらせず、先を考える 自分が所属する部や課、ひいては会社がどのような方向に進むのかという未来予想図を描くことは管理職の重要な業務の一つだ。ただ、これだけ先が読めない時代に未来を描き切るのは簡単なことではない。ある […]

山善・山本猛夫記念奨学基金 今年は4名を認定

山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]

大澤科学技術振興財団 25年度は助成9491万円

研究開発33課題、国際交流7件 大澤科学技術振興財団(理事長・大澤伸朗オーエスジー社長)は、2025年度の研究助成テーマを決定。11月7日にホテルアソシア豊橋(愛知県豊橋市)で贈呈式を執り行った。  今年度は、33件の研 […]

トピックス

関連サイト