2026年6月6日(土)

加工油で生産性を向上
ブラザースイスルーブ 西 博昭 社長

この人に聞く2018

 スイスに本社を構える金属加工油メーカーのブラザースイスルーブ。同社では、金属加工油を「リキッドツール(液体工具)」とよぶ。「金属加工油も正しい使い方をすれば工作機械や切削工具と同様に生産性や品質の向上に貢献する」と話す日本法人の西博昭社長に同社の強みや販売戦略、今後の展開などについて聞いた。

西博昭社長
 1996年大学卒業後、大手工具メーカーに勤務。2016年2月より現職。
ー「リキッドツール」とは。
 「一般的に金属加工液は、冷却や潤滑のために使われると考えられているが、実は正しい使い方をすることで生産性や品質の向上につながる。英語で工作機械をマシンツール、切削工具をカッティングツールと言うように、切削加工液もリキッドツールとよび、加工の付加価値を高める要素のひとつとしてユーザーに提案している」。

ーブラザースイスルーブの強みは。
 「まずは製品力だ。当社の製品は、徹底した品質管理の下、品質の高い素材のみでつくられている。また、人体や環境に優しい製品や、業界で初めて天然ガスを液化して金属加工油に応用した製品など、ほかでは真似できない競争力の高い製品をそろえている」。

ーほかには。
 「エンジニアリング力の高い営業も強みのひとつだ。生産性や品質を向上させるためには、ユーザーの加工内容を把握しなければ最適なソリューションは提案できない。当社では、ユーザーのニーズを分析、その改善案を提案、それを実際にテスト、検証するという『フォーステップセールス』という方法を実践している」。

競争力ある分野を模索

ー工作機械や切削工具の販売方法に近い。
 「そのとおりだ。だからこそ既存の加工油などを中心に取り扱う商社ではなく、こうした売り方が得意な機械工具商社や販売店へと販売網を拡大したいと考えている」。

ー今後の展開は。
 「まだまだ加工油は“必要悪”という認識の方は多い。ただ、製造コストのうち、加工油が占める割合はたったの0.5%ほど。あるユーザーでは、加工油が多少コストアップになってもトータルで付加価値の高い加工ができるなら導入するメリットは大きいという。まずは日本の製造現場に当社の『リキッドツール』という考え方を浸透させていきたい」。

日本産機新聞 平成30年(2018年)1月5日号

目的と意味を伝えて納得のコミュニケーションを【現場考】

学生時代の部活動などで理不尽な思いを抱いた人は少なくないだろう。前時代的だが、自身の経験でも「延々と走れ」とか「全員が目標をクリアできなかったからやり直し」など「なぜ?」と思うことは少なからずあった。そして大抵の場合、そ […]

YUASA  田村 博之社長「社名をYUASAに変更」【この人に聞く2026】

YUASA 田村 博之社長「社名をYUASAに変更」【この人に聞く2026】

新中期経営計画を発表、5年後は経常利益200億へ 今年360周年を迎えるユアサ商事は4月1日、社名を「YUASA」に変更した。アルファベットにすることで、海外での認知度を高め、グローバル展開を加速させる。合わせて、5年の […]

象印チェンブロック、鉄道保守の省力化に照準 マテハン技術はここでも活きる

チェーンブロックやホイストを手がける運搬機器メーカーの象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市)は、インテックス大阪で5月27日から29日まで開催された「第2回 鉄道技術展・大阪2026」(主催・産経新聞社)に出展し、鉄道メ […]

トピックス

関連サイト