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創業80周年迎える
ブラストマシンメーカー 厚地鉄工
開発に重点置く体制へ
特殊・自動化ニーズに対応
「アスコン」ブランドのエアブラスト総合メーカーである厚地鉄工(大阪府門真市、072・882・3814)は今年、創業80周年を迎えた。1937年に故厚地金次郎氏が大阪市港区でエアコンプレッサーの製造を始め、60年に現在のアスコンを商標とするエアブラストマシンを発売して以降、50年以上にわたりブラストマシンの製造に携わっている。
ブラスト加工とは表面処理のひとつ。研削材と呼ばれる金属粒を吹き付けワークの表面を加工することで、表面に付着した汚れの除去や塗装、メッキ前の下地を作ることができる(梨地加工)。また、金属粒で表面を叩くことから、ピーニング処理という金属の強度増大に使われるほか、バリ取りなど様々な用途に使用されている。被削材は鉄、アルミ、チタン、コンクリート、樹脂などゴム以外の被削材で使用可能だ。

同社はエアブラストマシンの「リモコンⅡACRシリーズ」をはじめ、手動で行うキャビネット型、インデックステーブル式自動機など多種多様なブラストマシンを製造するほか、集塵機など周辺機器も製造している。69年に本社を現在の門真市に移転し、ブラストマシンはほぼ100%社内生産で、月に約30台生産し、顧客の要望に応じてブラストのテスト加工も行っている。同社を率いるのは5代目となる厚地徹三社長。「当社の強みは短納期」とし、標準機は即納、特殊品は3ヵ月で納品でき、メンテナンス部品は在庫がなくても1週間以内で納品する。近年は人手不足の影響などで自動化ニーズが増え、自動車部品や機械部品メーカーなどから間欠機構のインデックステーブル式自動機「BR-T型」やロボットでブラストを行うロボットブラスト機の受注が増えている。

厚地社長は次世代を見据え、開発に重点を置く体制の構築を図りたいと話す。「会社は変わっていく必要がある。生産方式や営業など工夫を凝らすことで強みが生まれる。もっと可能性に溢れた会社にしていきたい」と将来の抱負を語った。
日本産機新聞 平成29年(2017年)12月5日号
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