2026年9月1日(火)

日本機械工具工業会 17年度、上向きに修正

前年度比6.9%増に

 日本機械工具工業会(牛島望会長)は11月2日、2017年度の生産額の見通しを対前年度比6.9%増の4737億円に上方修正すると発表した。自動車やIT関連の堅調さに建機も加わり、世界中で切削工具の需要が増加すると判断した。

 期初に発表した通期の生産額見通しは、対前年度比3.4%増の4580億円だった。しかし、上期は前年同期比5.5%増の2349億円と当初の見通しに比べ、上振れした。下期も好調を持続する見通しで、前年同期比8.3%増の2388億円とし、通期では6.9%増の4737億円と上方修正した。

 背景にあるのは自動車業界の好調さや、半導体関連を中心としたIT関連の需要増だ。17年上期の国内の四輪車生産台数は、前年同期比7.8%増の484万台で、3年ぶりのプラスを記録。日本半導体製造装置協会によると、17年度の半導体製造装置の販売高は11%増の1兆7363億円を見込むなど、好調を持続している。さらに「8月以降は建機も上向いてきた」(牛島会長)とし、建機も工具需要の拡大を後押ししている。

 地域別にみても、内外需で下期以降好調を維持する見通しだ。同工業会が調査したDIによると、内需は下期以降がプラス40.5、外需もプラス30で、「日米欧アジア全てで悪い要素はない」(牛島会長)としている。

日本産機新聞 平成29年(2017年)11月20日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

特集 メーカートップインタビュー② 工作機器メーカー各社に聞く今年注力すること

国内の製造業は人工知能(AI)普及によるデータセンターの需要拡大、造船業界の復活、航空宇宙・防衛産業など需要が沸き起こる一方、イラン情勢や中国との経済摩擦による原材料の高騰、供給不足など課題も浮き彫りになり、日本の製造業 […]

イマオコーポレーション・吉田 浩明専務「マーケットイン製品を開発」【特集:メーカートップインタビュー】

積極投資で増産体制着実に –足元の受注状況は。 半導体製造装置市場にけん引され、主力の機械要素部品(ワンタッチ着脱やハンドル等)と治具部品(工程集約シリーズ、ロボット周辺機器等)の売上が堅調に推移している。今 […]

カブト工業・片原 勇社長「コーティングを代替提案に」【特集:メーカートップインタビュー】

デジタル環境の構築へ –直近の市況は。 今年上半期は回復基調に入り、自動車関連を中心にリピート需要もあり、需要は持ち直している。秋口以降もさらに本格的な需要回復が期待される。 一方で、従来とは異なる動きも見ら […]

トピックス

関連サイト