2026年10月10日(土)

『鉄板』の商品・販促活動を創りたい
喜一工具 椿 幸諭 社長

新社長に聞く2017

椿 幸諭社長
 1962年生まれ、三重県出身。54歳。85年中京大法学部卒、喜一工具に入社。99年北関東営業所長、2001年東京営業所長、07年中部ブロック長・営業部長、14年取締役営業本部長。
 6月の株主総会で喜一工具の社長に就任した。喜一工具は機械工具や自動車整備、建築・配管工事など5つの卸販売のチャネルを持つ。「5つのチャネルで、市場のニーズをとらえた、いわゆる『鉄板』の商品や販促活動を創りたい」と抱負を語る。

 その基盤となるのは創業から先人が培い、受け継いできた機械工具販売のノウハウ。しかし「定着しているやり方を生かしながらも、環境の変化に応じ新たな方法にチャレンジすることが必要」。

 入社してから約30年、長らく営業畑を歩んできた。その経験から、ここ数年で最も機械工具の卸販売に影響を及ぼしていると感じるのが、社会でのインターネットの広がりだ。

 ネット社会になり、販売店もユーザーも、欲しい情報をいち早くつかめるようになった。「従来のスピードで総花的に情報発信しても満足してもらえない。大切なのは、いかに市場に早く届けるか」。

 情報を早く届けるため、このところ定期的に、最新商品や発売予定商品だけを集めたチラシや配管・建築工事の職人向けカタログを発刊。また、取り扱う新商品が増えるたび自社ホームページにアップしている。

要望に応える提案

 その一方で、販売店と協力して開くユーザーへの出張展示会「Joyfulキャラバン」では、ユーザーそれぞれの事業内容や技術課題に合わせて商品を提案。なかでも多くの課題を抱えるバリ取りやトルク管理、締結などの企画は「反響が大きく、また開いて欲しいという声も」。

 こうした取り組みの先には、企業スローガンにもある「世界の工具とアイデアで生産現場を元気にしたい」という思いがある。「その企業基盤をつくりたい。そして次の世代へとバトンタッチできるようにしたい」。

日本産機新聞 平成29年(2017年)9月25日号

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