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【事業方針】三共精機
グループ戦略で迅速に対応 海外展開も
三共精機(京都市南区、075・681・5711)は6月2日、フォーチュンガーデン京都(京都市中京区)で主な仕入先など30社を集め、大手ユーザーを中心とする営業体制のグループ化など組織体制の変更やシステム事業、海外展開など新事業を促進させる方向性を示した。
営業のグループ化は大手ユーザーや分野別の担当グループを設け、営業所など地域ごとの営業の枠組みをやめ、グループ戦略に切り替えた形で情報交換など連携を取ることで、ユーザーの動向に対し迅速に対応していく。石川武社長は「ミーティングやテレビ会議などを用いて、各グループで目標を設定し、顧客に応じた営業活動を行う」と話すほか、新規顧客開拓なども積極的に行う。
また、昨年より始めたシステム事業は自動倉庫の管理や流通商社向けに販売管理システムなどを扱うシステムエンジニアリング業を強化、海外事業は今年7月、マレーシアに現地法人をつくるなど、海外展開も力を注ぐ。
同社は多様な人材採用、働き方改革を推進する。社員60人のうち外国人は6人、障害者や高齢者なども雇用しており、今期は退社時間18時30分(月残業時間20時間以内)を目指す。今期のテーマは「なすべきことを果たせ」。同社は2015~20年の中期経営計画を掲げており、今期を来期につなげる年と位置付けている。
日本産機新聞 平成29年(2017年)7月25日号
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