2026年7月12日(日)

大阪機械卸業団地協同組合
機械工具入札会 ウェブサイト刷新

売れ筋商品を開示
価格や分類で検索

開発中の新画面
開発中の新画面

 大阪機械卸業団地協同組合(川上佳夫理事長・三和精機社長)は、機械工具入札会の出品情報を公開しているウェブサイトを一新する。出品情報や検索方法を増やし目当ての商品を探し易くするほか、売れ筋や落札価格の相場を開示し契約に結びつく商品や値段を予想し易くする。サイトの利用を促進し、入札者を増やしたい考え。8月に開く入札会に向けて7月中にリニューアルする。

 同組合は組合員を対象とする中古の工作機械や工具の入札会を年4回開いており、出品商品などをウェブサイトで公開している(ユーザーや商社の出品や入札は組合員が仲介)。

 ウェブサイトの刷新は2016年度の主要事業のひとつで、総事業費約830万円を計上し、情報ネットワークシステム開発事業委員会が推進してきた。

 サイトの再構築について川上理事長は5月に開いた通常総会で、「入札会は組合の重点事業のひとつ。より良くするため、新たな電子入札のシステムを作りあげた。次回からこれに切り替えていく」と語った。

 今回の刷新で大きく変わるのは、目当ての商品を見つけ易くすることと、落札され易い商品や値段を予想し易くすること。
 出品商品の紹介ページに写真を最大5点、動画を掲載できるようにし、展示場(東大阪市)内での出品場所も分かるようにする。出品番号や品名、最低入札価格などでも商品を検索できるようにするなど入札者が求める商品を探し易くする。

 一方、人工知能(AI)で過去の入落札情報を分析し、商品分類ごとに入札され易い商品や相場価格の傾向を開示する。出品者や入札者はその情報を参考にすることができる。

 こうした情報のデータ保存の方法も新たにクラウドを導入する。これまでのサーバーからクラウドで移行することで、サイトを利用する際の情報処理速度が速くなり、スマートフォンやタブレットからでも快適に操作できるようにする。

 入札会のウェブサイトは9年前に開設。しかし利用者から「出品情報が少ない」「検索しにくい」「ページ表示速度が遅い」との声が上がっていたという。一方で昨年第2展示場を増設し出品を1千点増やしたが入札会の参加者は2千人前後と横ばいが続く。

 サイト刷新は利用者を伸ばすことで、出品・入札参加者を増やすのが狙い。今後はAIを活用し、製品名や型式で出品製品を分類したり、過去のデータから落札され易い価格や確率を提示したりする機能を加えていく計画だ。

 ただ、出品商品は中古品であるため、サイトに掲載された情報だけで判断して契約に至ると出品者と落札者の間にトラブルが起こることがあるという。鳥山善司主任は、「サイトの利用を勧める一方で、実際に会場に足を運び商品を確かめて頂くよう周知していきたい」。

ウェブサイトはhttp://www.omdc.or.jp/

ウェブサイト刷新の主な内容

・検索方法を増やし出品商品を探し易くした
・写真点数を増やし動画も閲覧でき出品紹介が詳細に
・情報処理が速くなりスマホやタブレットでも閲覧が快適に
・人工知能(AI)で落札され易い商品とその相場価格を開示

日本産機新聞 平成29年(2017年)7月15日号

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