物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]
新社長に聞く2017
コベルコ・コンプレッサ 山城 一磨社長
IoT対応を強化
省エネ診断に力
その両輪となるのが開発と販売だ。まず開発面では中計期間内に「主力商品の全面的な強化や、既に納入した機種を含めIoT(モノのインターネット)への対応を進める」という。
販売面では「アクセスできていない白地地帯はまだある」とし、新市場を開拓する。「食品や医薬、物流などの設備投資が見込まれる市場は当然、法改正などによって広がる市場もあるし、新しいチャネルもまだある」と成長への絵を描く。
コンプレッサの「省エネ診断」も強化する。1日でできる「クイック診断」や工場全体の「エアシステム診断」など豊富なメニューをそろえているが、「現在年間で1500件ほど。これをもっと増やしたい」という。なぜなら「診断後の提案で、2年以内に約5割以上で案件が顕在化している」からだ。さらに単品で製品を販売するよりも「(省エネ診断は)必ず提案を伴うので顧客との関係強化にも役立つし、販売店さんも積極的に勧めて欲しい」と話す。
入社以来コンプレッサ一筋。アジアをはじめ海外経験も豊富で、前任の中山嘉清顧問役らとともに、海外の基盤を作ってきた(現在海外事業は親会社の神戸製鋼所に移管)。その時の経験からも「顧客とどう向き合い、何をどのように伝えるか。これは日本も海外も同じ。そして、人間性と情熱でしか信頼は築けない」とし、計画達成に向け『コベルコファン』を増やしていく考えだ。
日本産機新聞 平成29年(2017年)2月15日号
機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]
次世代技術がここに集結! MEX金沢2025(5月25〜17日、石川県産業展示館)には、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など過去最多の275社・4団体が出展する。自動化や工程集約、微細精密、省エネ、環境改善などの最 […]