2022年6月25日(土)

全機工連東京大会 ブロック長に聞く①
関東ブロック長 関谷隆雄氏 (関谷機工社長)

 全日本機械工具商連合会の全国大会・東京大会が10月26日に第一ホテル東京(東京都港区)で開かれる。今大会のテーマは「挑戦する勇気」。その開催に向けて本紙では、全国6地域(北海道、東北、関東、中部、関西、九州)のブロック長に、業界が直面する課題や、それに対する取り組み、これからの未来について語ってもらうインタビュー企画を連載する。

認めて貰える会社選ぶ

関谷隆雄関東ブロック長
 1956年生まれ、東京都出身。79年中央大学卒業後、関谷機工入社、1996年社長就任。
 機械工具商を取り巻く環境は年々厳しくなっています。国内の工場稼働率が下がり、工具など消耗品の消費量が減っていることに加え、ユーザーの購買行動も大きく変化しています。価格や納期ではネット通販が台頭していますし、大手を中心とした企業では、集中購買システムを活用した購買の効率化を図っています。ときには工場にすら入れさせてもらえないなんてことも現場では起こっています。

 だからと言って私たちに存在価値がないかというと、そうではない。あえて言わせて貰えば、私たちも価値を認めてもらえるところを選ぶべきだと思います。いかに安く、いかに早く商品を届けるかは、私たちの役割ではないと思うんです。

根気強く、挑み続ける

 では、その役割とは何か。会社ごとに色々あると思いますが、私は「生産技術でのお手伝い」がそのひとつだと考えています。私の会社では、工具や機械販売のほかに、特殊治具や専用機も手掛けています。図面をもらって、部品や工具の手配はもちろん、生産設備の組み上げに携わるなど、生産技術のノウハウをユーザーとともに積み上げ、なくてはならない存在を目指しています。

 そのためには、何を作っているか、どんな機械や工具が必要かなど、ユーザーや製品のことを勉強し、誰よりも知らなければなりません。従業員にはいつも「最初からメーカーを呼ぶような、御用聞きだけの営業はするな」と言い聞かせています。自分たちも選びますが、やはり選ばれるための努力は不可欠です。

 ユーザーに入り込み、信頼を勝ち得るには長い年月と相当な根気が必要です。今回の東京大会のテーマは「挑戦する勇気」ですが、変化する環境に憂いている暇はないのです。まだまだやるべきこと、できることはたくさんある。根気強く挑戦し続けることこそが機械工具商の未来につながるはずです。

日本産機新聞 平成28年(2016年)7月5日号

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