2026年3月3日(火)

日研工作所、英に研究開発センター

R&R、BAEシステムズなど集積

 日研工作所(長濱明治社長)は12月10日、英国政府が2001年に創設した世界№1研究開発企業が集積するAMRC(Advanced Manufacturing Research Centre)パーク内に、ニッケン・イノベーション・センター(NICe、写真)を開設する。航空機、エネルギー産業向けの難削材加工のユーザーサポートが主目的で、センターに最新鋭の複合加工機はじめマシニングセンタなど7台を設備する。

★15‐12‐01日研工作所、Innovation Centre Rendering_R
▲英国シェフィールドのAMRCパーク内に開設した日研イノベーションセンター

 AMRCは、イギリスが工業国家を目指すために創設したもので、当初はボーイングとシェフィールド大学でスタートし、その後、ロールスロイス(R&R)、BAEシステムズ、エアバス、スタラヘッカート、DMG森精機などの企業が加わり、航空機、エネルギー、自動車産業など最先端加工技術の開発を進めている。また、AMRC内には、Tier1メーカーとしてOSG、サンドビックなど、Tier2メーカーとして三菱マテリアルが参画している。

 NICeは、航空機、エネルギー産業の2つの産業のシーズを探る拠点。敷地面積は約7000㎡、建物は、鉄骨1階建て、正面は総ガラス張りの1400㎡。当初の人員構成は、8人。
 長濱社長は「最先端技術を地球規模で見れば、日本を1とするなら米国が15、英国・独国・仏国が3倍、EUが15とはるかに大きな市場が世界にある。その情報が集まる英国に研究開発拠点を設けるのは、そこからのシーズ探し。いち早く最先端加工技術の情報を掴み、日本にフィードバックさせ、日研の持つツーリング技術に付加させる拠点としたい。中心軸は、ボーイング、エアバスの航空機技術やBAEなどのエネルギー関連の難削材」に置くとしている。

 ちなみに、民間航空機市場(ボーイングとエアバス予測)は、20年間に現在のほぼ倍の3万6000機が見込まれている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)12月5日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

大阪ユニークソリューションフェアが開催 3月5日・6日 インテックス大阪で

その手があったか! 現場の「困った」を「よかった」に変える 工作機械、周辺機器をはじめとする最新の設備・システムが一堂に会する「2026大阪ユニークソリューションフェア」が、3月5日(木)・6日(金)の2日間、インテック […]

大阪ユニークソリューションフェア 注目8社の出展製品

大阪ユニークソリューションフェアでは、人手不足、環境対応などユーザーが直面する多くの社会課題に対応する自動化や省人化、省エネなどと共に、競争力強化を実現する新しい提案・ヒントが多数披露される。中でも特に注目したい8社の提 […]

ロボット加工技術研究会 会員8社が語るロボット加工の可能性

技術を結集 市場創出へ 人手不足により製造現場でロボットを活用することは当たり前になっているが、ロボット本体や周辺技術、システムの進化でロボットの活用域が広がっている。中でも注目されているのがロボットによる切削加工、いわ […]

トピックス

関連サイト