2025年4月10日(木)

三菱マテリアル 世界シェア10%超へ

顧客と連携強化

キャラバンを展開、課題解決策を提案

方針説明する鶴巻プレジデント
方針説明する鶴巻プレジデント

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(鶴巻二三男プレジデント)は5月、福岡・大阪・名古屋・東京の4カ所で「三菱拡販戦略会議(MSM)」を順次開催した。全国約220社の会員が参加した。

「総合工具工房」目指す

 加工事業カンパニーの事業戦略(ビジョン2020)は「顧客目線に根ざした真の製品供給力、ソリューション提供力を堅持し、顧客よりパートナーとして十分な信頼を得る」ことで、鶴巻プレジデントは「事業戦略展開のエンジン(=人財)に“燃料”を充填するために“ワクワクプロジェクト”を昨年立ち上げた」とし、「『社員とお客様のワクワクをかなえ続けて』、『いつでもどこでもオンリーユーのソリューションとサービスを提供し、お客様と感動を共有できる』唯一の『総合工具工房』」を目指すことを宣言した。

 ワクワクプロジェクトの活動は、ユーザーへのキャラバンやおもてなし工場見学、ワクワク情報誌、グローバルの連携によるソリューション提供力の向上など。

 同カンパニーの2015年3月期売上高は前年度比14%増と順調に推移。インサートの供給力は2年前に比べて50%増強し、在庫整備も完了した。4月に就任した山本元治営業本部長は「三菱の総合力でお客様の声にスピーディにお応えします」と営業本部テーマを披露し、「日本市場における超硬シェNo1奪回」に向けて「年率10%の売上高伸長を目指す」と強調した。

 潮田良一流通営業部長も「お客様に一番に選んでいただけるメーカー」を目指して、キャラバン活動、技術サポートの強化など迅速かつ的確な提案に注力することを約束。今後のキャンペーンも紹介。

 優秀特約店表彰や、新製品「WSX445」の紹介も行われた。

日本産機新聞 平成27年(2015年)6月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

スイデン ノンフロンのスポットエアコン【アフターサービスに商機あり】

スイデン ノンフロンのスポットエアコン【アフターサービスに商機あり】

簡易点検や廃棄の手間ゼロに 業務用のスポットエアコンでは冷媒としてフロンガスを採用しているために、定期的な簡易点検や、廃棄時にガスを回収する手間やコストがかかる。それらの作業を手間だというユーザーは多い。 今春にスイデン […]

キトー ウェビナーで点検方法解説 【アフターサービスに商機あり】

キトー ウェビナーで点検方法解説 【アフターサービスに商機あり】

ウェビナーで点検方法解説 キトーは製品の点検方法や、故障の原因と対策などをテーマとしたウェビナーを開催している。大手企業の保全担当者から中小企業の現場作業者まで幅広いユーザーが対象。これまで接点を持つのが難しかった顧客層 […]

タナカ善 新本社でリクルート強化 【京都特集】

デジタル人材の開発へ 『工作機械から切削工具までのトータルアドバイザー』として高い専門性を活かした営業活動を展開するタナカ善(京都市伏見区)は2020年に本社を移転。働きやすい環境を整えつつ、工作機械や切削工具のテスト加 […]

トピックス

関連サイト