資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]
ツーリングチーム設置
タンガロイ 木下聡社長
この人に聞く
タンガロイは昨年、工具だけでなくツーリングも含めたシステム全体で最適な加工を提案する「ツーリングチーム」を立ち上げ、加工トータルでのサポート体制を強化している。「いい工具も正しく使ってもらわなければ意味がない。そのためにエンジニアリングを含めたサービスの提供も今後は重要になる」と話す、木下聡社長に狙いや今後の見通しなどを聞いた。

ーツーリングチームはどのような部署でしょうか。
まだ、5人の小さな部隊なので、「何でもやります」というわけにはいかないが、複雑な加工で悩むお客様から頂いた図面をもとに、切削工具だけでなく、最適なツーリングシステムまでを提案する。プログラム作成やシミュレーション、アニメーションなども作成する。5人だが加工に精通した人材を集めた。今後も人材は増やしていきたい。
ーなぜこうしたチームが必要だったのでしょう。
切削加工が高度化しているからだ。5軸や複合など複雑な加工が増加している中で、工具だけではお客様の期待に応えにくいこともある。いい工具も正しく使ってもらわなければ意味がない。それを実現するため、工具メーカーも加工全体を提供するサービスの部分を強化しなければならない。
加工ノウハウの蓄積にもつながります。
ツーリングチームで得られた知見や加工ノウハウは、工具開発にとっても貴重なデータとなる。また、それらをデータベース化できれば、新人の開発者の参考にもなるし、営業も技術や加工データを提示することができる。
ーサービス強化の一方、新製品を発表し続けています。
年末までに40製品を発表できそう。今年はコンセプトの「高生産性」を刃形やコーティングだけでなく、素材でも追求してきた。12月に発売するCVD材種「T9200シリーズ」は高い切削速度を維持し、断続切削もできる。形状や被膜だけでなく、材料開発ができるのも強みの一つだ。
ー景気をどうみますか。
今年は前年比10数%増で終われそうだが、先行きは正直分からない。米中貿易戦争の懸念もあるが、関与できない問題で悩んでも仕方ない。積極的に開発投資を継続し、高生産性をサポートしていくことは変わらない。
日本産機新聞 平成30年(2018年)11月20日号
メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]
3年に1度の大阪、東京、名古屋の伝動機商組合が一堂に会する「第30回全国伝動機商組合大阪大会」が5月21・22日の2日間、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)で開催され、約70人以上が出席し、総会、各組合の現状報 […]