2025年9月18日(木)

杉本商事、スギモトと経営統合

営業・仕入れでシナジー

 杉本商事(大阪市西区、06・6538・2661)は昨年12月17日付けで、機械工具販売店のスギモトを経営統合した。スギモトは兵庫県・尼崎を経営地盤とし、関西や中部地域に18の拠点を持つ。子会社化することで営業基盤や商品調達力を強化し、業績拡大につなげる。

 杉本商事は、スギモトの発行済株式のうち、創業者・杉本三郎相談役や杉本直広社長などが持つ97・37%を23億7300万円で取得。杉本正広社長と阪口尚作常務がそれぞれスギモトの取締役と監査役に就いた。
スギモトは、今後も杉本三郎氏が相談役、杉本直広氏が社長として経営を続ける。また、12月19日付けで杉本三郎相談役と杉本直広社長はそれぞれ、杉本商事の会長、常務執行役員に就任した。

 スギモトは杉本商事の尼崎営業所が源流で、1966年、杉本三郎氏が独立。2014年3月期の売上高は69億2800万円で、杉本商事とは顧客が異なるという。杉本商事は、営業基盤や商品調達力の強化に加え、両者の専門的な人材の交流によるノウハウの構築で業績や企業価値の向上を図る。
 杉本商事は今期(2015年3月期)の通期連結業績について、少なくともスギモトの14年3月期決算相当の売上高や利益が上乗せになるとみている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)1月25日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

管理職の仕事の領域【現場考】

部下の成長の機会つくる 販売店の営業はユーザーから商品を受注するだけが仕事ではない。商品を納入し、予定通りに稼働させ、代金を回収するまで責任がある。 ある時、販売店の営業に工作機械メーカーから連絡があった。あるユーザーか […]

いよいよ開催【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

最新技術やソリューション披露 ユアサ商事は9月18・19日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)の6号館A・Bで、「つなぐ関西グランドフェア2025」を開く。国内の製造業は人手不足や技術者の高齢化が進み、原材料費や […]

ユアサ商事 佐古  晴彦 関西支社長に聞く展示会の見どころ【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

メーカーをつなぎ、変種変量生産に対応 関西圏の市況は。 非常に厳しい状況が続いているが、関西は重電(タービン関係)、船外機など造船関係、電子・半導体、食品・医薬品・化粧品といった三品業界など多種多様な市場が広がっており、 […]

トピックス

関連サイト