2020年10月29日(木)

日研工作所、英に研究開発センター

R&R、BAEシステムズなど集積

 日研工作所(長濱明治社長)は12月10日、英国政府が2001年に創設した世界№1研究開発企業が集積するAMRC(Advanced Manufacturing Research Centre)パーク内に、ニッケン・イノベーション・センター(NICe、写真)を開設する。航空機、エネルギー産業向けの難削材加工のユーザーサポートが主目的で、センターに最新鋭の複合加工機はじめマシニングセンタなど7台を設備する。

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▲英国シェフィールドのAMRCパーク内に開設した日研イノベーションセンター

 AMRCは、イギリスが工業国家を目指すために創設したもので、当初はボーイングとシェフィールド大学でスタートし、その後、ロールスロイス(R&R)、BAEシステムズ、エアバス、スタラヘッカート、DMG森精機などの企業が加わり、航空機、エネルギー、自動車産業など最先端加工技術の開発を進めている。また、AMRC内には、Tier1メーカーとしてOSG、サンドビックなど、Tier2メーカーとして三菱マテリアルが参画している。

 NICeは、航空機、エネルギー産業の2つの産業のシーズを探る拠点。敷地面積は約7000㎡、建物は、鉄骨1階建て、正面は総ガラス張りの1400㎡。当初の人員構成は、8人。
 長濱社長は「最先端技術を地球規模で見れば、日本を1とするなら米国が15、英国・独国・仏国が3倍、EUが15とはるかに大きな市場が世界にある。その情報が集まる英国に研究開発拠点を設けるのは、そこからのシーズ探し。いち早く最先端加工技術の情報を掴み、日本にフィードバックさせ、日研の持つツーリング技術に付加させる拠点としたい。中心軸は、ボーイング、エアバスの航空機技術やBAEなどのエネルギー関連の難削材」に置くとしている。

 ちなみに、民間航空機市場(ボーイングとエアバス予測)は、20年間に現在のほぼ倍の3万6000機が見込まれている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)12月5日号

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