第23回全国Cominix会総会が9月12日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で開催された。正会員や賛助会員など142人が出席した。 開催に先立ち東部Cominix会の大内宏会長(共立機材商会社長)が、Comini […]
日研工作所、英に研究開発センター
日研工作所(長濱明治社長)は12月10日、英国政府が2001年に創設した世界№1研究開発企業が集積するAMRC(Advanced Manufacturing Research Centre)パーク内に、ニッケン・イノベーション・センター(NICe、写真)を開設する。航空機、エネルギー産業向けの難削材加工のユーザーサポートが主目的で、センターに最新鋭の複合加工機はじめマシニングセンタなど7台を設備する。

▲英国シェフィールドのAMRCパーク内に開設した日研イノベーションセンター
AMRCは、イギリスが工業国家を目指すために創設したもので、当初はボーイングとシェフィールド大学でスタートし、その後、ロールスロイス(R&R)、BAEシステムズ、エアバス、スタラヘッカート、DMG森精機などの企業が加わり、航空機、エネルギー、自動車産業など最先端加工技術の開発を進めている。また、AMRC内には、Tier1メーカーとしてOSG、サンドビックなど、Tier2メーカーとして三菱マテリアルが参画している。
NICeは、航空機、エネルギー産業の2つの産業のシーズを探る拠点。敷地面積は約7000㎡、建物は、鉄骨1階建て、正面は総ガラス張りの1400㎡。当初の人員構成は、8人。
長濱社長は「最先端技術を地球規模で見れば、日本を1とするなら米国が15、英国・独国・仏国が3倍、EUが15とはるかに大きな市場が世界にある。その情報が集まる英国に研究開発拠点を設けるのは、そこからのシーズ探し。いち早く最先端加工技術の情報を掴み、日本にフィードバックさせ、日研の持つツーリング技術に付加させる拠点としたい。中心軸は、ボーイング、エアバスの航空機技術やBAEなどのエネルギー関連の難削材」に置くとしている。
ちなみに、民間航空機市場(ボーイングとエアバス予測)は、20年間に現在のほぼ倍の3万6000機が見込まれている。
日本産機新聞 平成27年(2015年)12月5日号
[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事
テクロック(長野県岡谷市、0266・22・4911)は、測定データ管理・分析システム「SmartMeasure(スマートメジャー)」の無料版「Lite(ライト)」にグラフ機能とゴム硬度計対応機能を追加した。 「スマートメ […]
既存顧客を大事に、持続成長目指す 「地道に『三井ファン』を増やし続けたい」。そう話すのは、今年6月に三井精機工業の社長に就任した那須要一郎氏。「既存のお客様を大事にしながら、永続できる会社にするのが自らの役目」という。 […]






