2025年12月30日(火)

新日本工機、横型5軸プロファイラ

A・B軸の旋回軸持つ

生産性、従来機比4倍

★新日本工機P_R

 新日本工機はこのほど、航空機用のアルミ部品加工で、従来機種に比べ生産性を4倍アップできる横形5軸プロファイラ「GHP―200B」の販売を開始した。
 横形プロファイラでは業界初となるA/B軸の旋回軸を持つジンバルタイプとした。工具姿勢の変化がわずかで済むので、従来のA/C軸タイプと比べ素早く加工できる。XYZ各軸ともに送り60m/分、加減速1Gの高速・高加減速仕様で、切り粉の最大排出量が1万㏄/分を超えるなど、従来機に比べ加工時間を約4分の1に短縮した。
 主軸は120kwの高出力タイプを搭載し、主軸速度は毎分最高3万回転。旋回角度が±40度のA/B軸では壁面への穴あけなど側面加工は弱点だが、標準仕様のサーボモーター制御のC軸機能とアングルヘッドと組み合わせることで対応できる。
 テーブルサイズは、2000×4000㎜、2000×5000㎜、2000×6000㎜の3タイプをそろえた。
 同社では「航空機アルミ部品加工のハイエンド機と位置付け、今後は同機の高水準技術を標準機にも波及させ、シリーズ化を展開する」としている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)11月25日号

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

山善・山本猛夫記念奨学基金 今年は4名を認定

山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]

大澤科学技術振興財団 25年度は助成9491万円

研究開発33課題、国際交流7件 大澤科学技術振興財団(理事長・大澤伸朗オーエスジー社長)は、2025年度の研究助成テーマを決定。11月7日にホテルアソシア豊橋(愛知県豊橋市)で贈呈式を執り行った。  今年度は、33件の研 […]

工作機械・切削工具メーカーが各地でプラショーやカンファレンスを開催

オークマ「オークマ・マシンフェア2025」 オークマは11月12日から14日までの3日間、愛知本社で「オークマ・マシンフェア2025」を開催した。 人手不足や熟練作業者不足などの課題を解決する同社の最新技術を披露した。5 […]

トピックス

関連サイト