2025年7月14日(月)

大阪工機がメタルリムーバル社製品の受注開始

ロータリーバーを拡販

MR社の「マスターバー」
MR社の「マスターバー」

 大阪工機(大阪市中央区、06・6765・8201)は11月2日、米国メタルリムーバル社のロータリーバーの受注を始めた。MR社製品は電動工具などに装着して使うユーザーに人気が高く、この市場を開拓する。主に卸売りの販路でキャンペーンなどを実施し、初年度5~6億円の売上を目指す。

販売目標5〜6億円

 MR社は米国切削工具大手ケナメタルのグループ会社ウィディアの関連会社で、MR社製品は国内ではこれまで、輸入工具商社のムラキが総代理店として販売していた。しかしムラキが10月末にMR社との代理店契約を解消。大阪工機は今後、国内総発売元として在庫(約1000種類)を揃え、MR社製品を取扱う。
 MR社のロータリーバー「マスターバー」は、軽くて切削性能も高く、電動工具などで金属部品のバリ取りをするユーザーから人気が高いという。大阪工機は、ロボットによるバリ取り向けの市場に強みを持つ米国SGS社のロータリーバーを取扱っているが、ハンドツール向けの製品も拡充し需要を開拓する。

アクシス社の小径工具も

 大阪工機はまた、プリント基板用ドリルや精密部品や金型用ドリルを手掛けるインドのアクシス社の製品も今年12月をめどに販売を始める。取扱うのは精密部品や金型用の極小径ドリルで、2~3年後に年間10億円の販売を目指すという。

日本産機新聞 平成27年(2015年)11月15日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

日本レヂボン 研削研磨のグローバルメーカーに

日本レヂボン 研削研磨のグローバルメーカーに

レヂボン水魚会 支部総会を開催 日本レヂボン(大阪市西区、06・6538・0136)は6月10日、宝塚ホテル(兵庫県宝塚市)で関西支部と中・四国支部合同のレヂボン水魚会支部総会を開いた。グループ企業との連携による海外市場 […]

三洋工具 軟質ゴムを高精度加工

三洋工具 軟質ゴムを高精度加工

三洋工具(東京都品川区、小野昌晴社長、03・3490・6821)はこのほど、軟質ゴムの切削加工に特化した超硬エンドミル「VMQE」を開発・新発売した。シリコンゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなど多様な素材に対応する。 […]

特集 メーカーの省エネ提案

特集 メーカーの省エネ提案

カーボンニュートラル実現に向けた動きが世界的に広がる中、製造現場でも省エネの重要性は増している。メーカーも電力使用量やCO2排出削減につながる製品の開発に力を入れる。オイルを使わないコンプレッサやエア漏れを可視化する製品 […]

トピックス

関連サイト