2025年11月23日(日)

大阪工機がメタルリムーバル社製品の受注開始

ロータリーバーを拡販

MR社の「マスターバー」
MR社の「マスターバー」

 大阪工機(大阪市中央区、06・6765・8201)は11月2日、米国メタルリムーバル社のロータリーバーの受注を始めた。MR社製品は電動工具などに装着して使うユーザーに人気が高く、この市場を開拓する。主に卸売りの販路でキャンペーンなどを実施し、初年度5~6億円の売上を目指す。

販売目標5〜6億円

 MR社は米国切削工具大手ケナメタルのグループ会社ウィディアの関連会社で、MR社製品は国内ではこれまで、輸入工具商社のムラキが総代理店として販売していた。しかしムラキが10月末にMR社との代理店契約を解消。大阪工機は今後、国内総発売元として在庫(約1000種類)を揃え、MR社製品を取扱う。
 MR社のロータリーバー「マスターバー」は、軽くて切削性能も高く、電動工具などで金属部品のバリ取りをするユーザーから人気が高いという。大阪工機は、ロボットによるバリ取り向けの市場に強みを持つ米国SGS社のロータリーバーを取扱っているが、ハンドツール向けの製品も拡充し需要を開拓する。

アクシス社の小径工具も

 大阪工機はまた、プリント基板用ドリルや精密部品や金型用ドリルを手掛けるインドのアクシス社の製品も今年12月をめどに販売を始める。取扱うのは精密部品や金型用の極小径ドリルで、2~3年後に年間10億円の販売を目指すという。

日本産機新聞 平成27年(2015年)11月15日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

機械工具上場商社 2025年4-9月決算

自動化需要さらに増加 機械工具上場商社の2025年4—9月期決算(トラスコ中山、フルサト・マルカホールディングスは1—9月期、NaITOは3—8月期)が出揃った。自動車の設備投資が依然として鈍いが、人手不足を背景に増加す […]

「できる仕事」は部下に【現場考】

指導経験積む時間つくる/業務過多を解消するには 目標を目指す営業が面白くて、熱中するうちに成績上位の常連になった。実績が認められ、20~30歳代で課やチームのリーダーに抜擢される。いわゆるプレイングマネージャー。業務をこ […]

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

トピックス

関連サイト