2025年12月3日(水)

不二越がタップの新シリーズ

242サイズ、初年度目標4億円

NACHI_SGタップシリーズ_R

 不二越は、ねじ加工工具のタップ事業で新シリーズ「SGタップ」「Nタップ」の2種類を開発、3月23日新発売した。
 全242サイズを揃え、初年度は4億円の売り上げを見込む。同シリーズは、高剛性設計により、折れにくく競合他社に比べ1・2倍の硬度に高め、寿命を30%以上向上させた。
 主な特長▽「SGタップ」は、硬さと靭性を両立する高級粉末ハイスと耐摩耗性に優れ、工具表面のき裂が伝わりにくい多層のSGコーティングを採用。一般鋼から、ステンレス鋼。アルミニウム合金まであらゆる被削材に対応。加工機械、切削条件を選ばずに優れた性能を発揮する。
 ▽「Nタップ」は、高パラジウムハイスを母材とし、耐摩耗性を向上。安定性とコストパーフォーマンスに優れる汎用タップ。
 「自動車や航空機、難削材加工向け(SGタップ)と、汎用性的な一般材料向け(Nタップ)を揃え、アクアドリルEXシリーズとのセット提案により、加工が難しい曲面、薄板などの下穴加工からねじ加工までの工程スルーでの最適化を進め、多様なニーズに対応する。なお、同新シリーズは、4月15日~18日の4日間、東京ビッグサイトで開催の『インターモールド2015』で披露する。多くの来場者様にぜひ見て頂きたい」と力が入る。

日本産機新聞 平成27年(2015年)4月15日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

ユーテック 水性切削液「アクアブルー」を実用化へ

従来切削油と同等以上の加工性能を実現 環境負荷も大幅軽減 主に油圧装置の製造・販売を手掛けるユーテック(大阪府南河内郡、0721・984419)が従来の油性や水溶性の加工油に代わる新技術として、水性切削・研削液「アクアブ […]

【Innovation!】バリレス工具

精度と時短、無バリで両立 製造現場で人手不足対策やコスト削減、安全性などのニーズが高まる中、それに伴いバリが出にくい切削工具の普及も進む。加工後のバリ取りを無くすことで熟練技術者に依存しない体制や工程短縮を実現するほか、 […]

2025国際ロボット展 過去最多の出展者で産業ロボの新製品やAIの新技術が一堂 

15万人以上の来場者見込む 世界最大規模のロボットの専門展示会「2025国際ロボット展」(主催日本ロボット工業会・日刊工業新聞社)が12月3日に東京ビッグサイトで開幕する。出展者数は673社・団体と過去最多の規模で、来場 […]

トピックス

関連サイト