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トップインタビュー
三菱電機ビジネスシステム 川上眞二社長
販売管理や、人事・給与・経理など幅広く業務システムを手掛ける三菱電機ビジネスシステム(東京都中野区、03・5309・0623)は、販売管理システム「販売指南」を中心に機械工具業界向けの提案を強化している。「業界に特化したシステムで、業務の効率化だけでなく、事業拡大のサポートをしていきたい」と話す川上眞二社長に同社が提案するシステムの強みや今後の方向性などを聞いた。

―会社について教えて下さい。
「当社は三菱電機グループのIT企業で、1973年に設立してから、40年以上にわたり、中堅中小企業の業務効率化や生産性を向上させるシステム構築を手掛けてきた。業種は様々で、卸売業や製造業、サービス業など多岐に渡る」
―強みは何ですか。
「ワンストップ型のサービス体制だ。販売管理を中心として人事・総務・経理まで全ての業務フローをカバーする。また、ソフトウェアだけでなく、サーバーやネットワーク機器の販売、セキュリティー環境の構築、システム全般の運用保守も行う。提案から導入、アフターサービスまで総合的なサービスが提供できる。さらに、パッケージシステムとオーダーメイドシステムの両方を提供できることも強みだ」
―販売管理システム「販売指南」に機械工具業界向けの機能を追加した背景を教えて下さい。
「機械工具業界では、汎用的な販売管理パッケージソフトを機械工具商社仕様にカスタマイズして使っていたり、オーダーメイドシステムを長年に渡り利用し、独自に維持されているなど、システムの運用や維持管理に苦慮されているケースが多く見られた。そうした背景から、機械工具商社に特化したパッケージソフトの開発に至った」
―特長を教えて下さい。
「当初は、一般卸売業向けシステムの「販売指南」に機械工具業界向けの機能を搭載した『機工指南』として売り出していたが、2年ほど前から『販売指南』に一本化し、より使い易くバージョンアップした。機械工具業界に必要な機能を標準で搭載しているので、カスタマイズせずに、そのまま利用できる。その一方で、ユーザー独自のカスタマイズも可能で、自社の強みとなる業務ノウハウをシステムに付け加えることもできる。ユーザーのニーズに合わせた柔軟な対応が可能だ」
―機械工具業界向けの具体的な機能を教えて下さい。
「多品種取扱いへの効率的な運用やメーカーとのEDIに対応するほか、営業活動を支援する『モバイルシステム』や『情報分析』、安全稼働のための『セキュリティー・内部統制』などの機能を組み込んでいる。また、『履歴検索や引用機能』を充実させ、『前に注文したアレが欲しい』などの問い合わせにも対応できる」
―今後、どういう提案をしていきますか。
「業務改善による効率化など機械工具商社の課題解決に向けた提案のほか、業務ノウハウをシステム化し、営業力の底上げや人材育成など競争力強化にも活用していく。また、業界を取り巻く環境は加速度的に変化しているので、単なる業務の効率化だけでなく、時流に対応した事業拡大のサポートもしていきたい」
プロフィール
1955年生まれ。78年青山学院大学理工学部卒業後、三菱電機入社。2004年三菱電機インフォメーションシステムズ第三ソリューション部長、08年流通ネットワーク事業部長、10年同社取締役、14年三菱電機ビジネスシステム常務取締役、15年同社代表取締役社長に就任。東京都出身。
日本産機新聞 平成27年(2015年)7月25日号
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