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ジーネット、自社ブランドの洗浄クイル
ジーネットはこのほど、オリジナルブランド「ギガ・セレクション」の新アイテムとしてマシニングセンタ用洗浄クイルの発売を始めた。
BT用、HSK用に対応し、値段は、BT30が6万2000円、BT40が6万2300円、BT50が7万8700円などで、毎日、切り屑処理と戦っているユーザーのオペレータの心境を考えるとお値打ち価格。生産現場を変える道具として注目されている。
考えた人は、エンシュウと日暮里設計、販売はジーネットが請け負う。
日暮里設計の東井社長は、工作機械の設計(特に加工用治具設計)を40年近くやって来て、いつも切り屑処理に悩まされている現場の声を聞いていた。そこで、高圧クーラントを活用した切り屑処理を考えた。それが機内清掃ツール「洗浄クイル」。予めプログラムを組むことによりマシニング内を自動で洗浄する。
生産現場で問題解決の糸口となるのは、
- 切り屑が治具内や隙間に堆積する
- MCのクーラント能力では切り屑が流せない
- 横型MCで水平設置治具の基準パッドと位置決め用ピンの間に切り屑が堆積する
- 治具の影に隠れた切り屑を洗浄できない
- MCのカバー内に付着した切り屑が洗浄できない
- 手作業の清掃に困っている―など。
これらのお困りごとに対応することができる。「工作機械の長い歴史における永遠のテーマを改善させる」とはジーネット。
主な特長は、既存のMCに取り付け可能(センタースルー仕様の機械のみ)、ATCマガジンに収納し、主軸スピンドルに脱着して使用、先端ノズルが片側110度位置まで振りが可能なため、主軸手前側にもクーラントを吹き付けることができる、機内に角度変更用の固定バーを設置、それにアームを当てることで角度を変更、プログラムを組むことで、機内を自動洗浄できるなどメリットは多い。
工作機械の故障の原因の半分程度は切り屑とも言われる。その原因となる切り屑を、手間をかけずに自動で掃除することで、故障を減らし、保全費用を低減させる。
日本産機新聞 平成27年(2015年)5月15日号
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