自動化の具体例を見せて課題解決の方策を提案 人が近づくと動きがスローになる協働ロボットや、軸受のキズを検査するロボット−。疋田産業は金沢ロボットセンターに計7つのロボット活用事例を展示している。中小規模の食品メーカーは生 […]
この人に聞く2015
大阪工機 柳川 重昌社長
ユーザーの課題解決
加工知識深める学び舎
大阪工機(大阪市中央区、06・6765・8201)は来年にも、金属部品などのテスト加工や加工実習ができる「テックセンター」を東大阪(大阪府)に開設する。柳川重昌社長は「ユーザーが抱える課題の解決や、営業社員の加工知識向上に役立てて、技術営業力に磨きをかけたい」という。センター開設の狙いと背景を聞いた。
―センターにはどんな設備を。
「NC旋盤やマシニングセンタに加え、汎用工作機械や加工データ作成用ソフトなど金属加工ができる設備を揃える。投資費は東大阪の大阪ロジスティクスセンターの改装も含め約1億円。運営はマーケティングや営業支援の役割を担うコミニックス部が管轄する。今後は知能化機能を持つ複合加工機などの導入も検討していきたい」。
―開設の目的は何ですか。
「一つ目はユーザーが抱える切削加工の課題解決に役立てること。ユーザーの課題は自動車や航空機などの絶え間ない技術革新を背景に、より高度になっている。一方切削工具はさらなる高品質の工具や新たな加工法が登場している。センターでは最新の工具でユーザーの課題解決の方策を検証し、ユーザーを支援したい。加工センターは工具メーカー各社が持つが、ユーザーの要望により早く応えることができる施設が欲しかった」。
―目的は他にも?
「もう一つは当社営業社員の加工知識の向上。切削工具の進化の速度はあまりに早く、実務や座学だけで最新技術を理解するのは難しい。ユーザーの課題検証に携わり最新技術を体感することに加え、自ら工作機械を操作し、実践で技術や知識への理解を深める実習も行う。そうすることでベテランの営業は高度な知識を、新人は基礎の知識を習得し、技術営業力を高めたい」。
―技術営業力向上の必要性は。
「激しい国際競争を勝ち抜かねばならない日本のものづくりが挑む加工技術は今度、ますます高度になるだろう。加工技術の要となる切削工具を取扱う商社として、ユーザーを後方支援するには技術営業力が欠かせない。これは当社に限らず機械工具商社には共通のテーマの一つ。日本のものづくりを支えていくためにも、センターは他の商社も利用できるようにしていきたい」。
日本産機新聞 平成27年(2015年)11月25日号
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