「ちょっと図面を見てくれないか」、「もっと削りやすい砥石を知らないか」。顧客から高い信頼を得ている営業が現場に向かうとよくこんな声がかかる。ある販売店ではこうした技術や知見を持つ営業を多く抱えることで、顧客の信頼を得てき […]
この人に聞く2015
センナン 小川 晃一社長
昨年10月、創業者の中口篤氏(現会長)から社長のバトンを受け継いだ。中口会長とは創業期から二人三脚で販売先や仕入先を増やし会社を盛り立ててきた。だからこそ社業発展への強い思いがある。指針を示す立場として将来を見据え、「中口会長が掲げるフロンティアスピリットを次の世代に伝えていきたい」。
フロンティアスピリットとは、進取や開拓者の精神の意味だが、センナンでは少し違う。販売先も取扱商品も営業エリアも開拓し、常に新たな分野に挑戦し続けたうえで、「取引する会社の数、売上高、取扱商品の販売額といったあらゆる面でナンバーワンを目指すこと」。
入社した創業(1975年・泉南商事)して間もない頃は、鋸刃や切削工具が主力だったが、工作機械や工作機器、CAD/CAMの販売も始め、関西を中心に拠点を次々と開設して活動のエリアを広げた。自身も含め3人の工具販売店だったが、2008年には社員60人、年商50億円の規模に成長した。森精機製作所(現DMG森精機)の販売では国内の特約店でトップにもなった。
ただ今は世代交代が進み、中口会長の精神を継承する者も少なくなった。「センナンの競争力の源はフロンティアスピリット。成長し続けるために若手にも伝えたい」。社長に就任してからも現場主義を貫き、社内や取引先への同行で自ら実践して指導する。
センナンが得意とするのは取引先の生産性向上に貢献する機械や工具など生産財のトータル提案。自身も34年、様々な提案で取引先に喜ばれてきた。
「未来を拓くのもやはり提案営業。取引先に喜ばれれば会社は成長できる。フロンティアスピリットを伝承しつつ、提案営業に磨きをかけ、飛躍できるよう取り組んでいきたい」。
プロフィール
1961年生まれ、大阪市出身。80年泉南商事(現センナン)に入社。95年奈良支店長、2000年取締役、04年常務取締役兼営業本部長、09年専務取締役、14年10月社長。
日本産機新聞 平成27年(2015年)1月15日号
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