2021年7月25日(日)

PVDの新型炉を開発 本社工場に導入<トーヨーエイテック>

低温TiC高品質実現

・抵シ搾シ・jpg[1]

トーヨーエイテック(広島市西区、本郷義昭社長)はこのほど、プレス金型、冷間圧造用工具、圧入ダイスなどの耐摩耗性、凝着防止に欠かせないPVD(物理的蒸着法)の新型炉を独自技術で開発し、本社工場に導入した。同社は、新型PVD炉を戦略商品と位置付け「低温TiC」(炭化チタン)のさらなる高品質・高性能化に向けて新たな市場開拓を始めた。
 新型炉は、大型のアーク式イオンプレーティングのPVD炉TF-778N型で、同社は2008年に同形式の小型PVD炉TF-744を自社開発し、本社工場に導入。翌2009年には同形式の大型炉TF-778を同社東京工場に導入し、「低温TiC」はじめPVDコーティングの拡販を進めている。
 今回の新型炉開発と導入は、TF-778を全面的に刷新し、従来以上の高品質・高性能な膜を提供できる炉を新たに開発することで商品力のさらなる強化を図るのがねらい。同社は、今年度中に東京工場(埼玉県深谷市)にも導入を計画している。
 新型炉の主な特長は、高品質・高性能な膜の生成と新膜の生成が期待できる。特に、膜の結晶構造が最適化されることで、高硬度と高靱性を両立でき、成膜時のドロップレット(被膜原料であるターゲットにアーク放電する際、局所的にターゲットが液状化し、それが固体化しながら飛散することで、コーティングされる加工物に付着する表面処理事業の売上高を、現状(今期)の27億円から中期的には30億円を超す事業に成長させる予定。

日本産機新聞 平成26年(2014年)4月25日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

大日金属工業 本社を尼崎に移転 

大日金属工業 本社を尼崎に移転 

20年ぶり創業地へ ショールームを完備 大型旋盤などを手掛ける大日金属工業はこのほど、本社を兵庫県尼崎市へ移転した。同社の工作機械を配したショールームを完備し、ユーザーとの商談の場や勉強会などに活用していく。新住所は兵庫 […]

上町機工会 総会を開催

上町機工会 総会を開催

柳川会長が続投 大阪上町機工会(柳川重昌会長・Cominix社長)は6月10 日、KKRホテル大阪(大阪市中央区)で第70 期定時総会を開催し、14 人が出席した。 柳川会長は開会に先立ち、「生産財を取り巻く景況は今年に […]

帝国チャック前社長 寺坂雅好氏が死去

事業の成長に尽力 帝国チャック(大阪府八尾市、072-992-1148)の前社長である寺坂雅好氏が5月17 日に死去した。72 歳だった。告別式は親族のみで営んだ。   同社は1926年に創業し、スクロールチャ […]

トピックス

関連サイト