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オーエスジーコーティングサービス 金型被膜を強化・拡大
受託コーティングを柱に
オーエスジーグループのオーエスジーコーティングサービス(以下OCS、愛知県新城市、押野昌宏社長、0536・25・1314)は、受託コーティング事業の拡大に注力している。今回、金型コーティングを重要ターゲットとし、人材、設備を増強して体制を強化した。

オーエスジーは中期経営計画に世界のコーティング事業強化を掲げている。インド、インドネシア、ベトナムに加え、ドイツでも金型コーティングを開始した。日本においても、自動車業界で超高張力鋼板の採用が増えるなど、金型コーティングの需要が拡大している背景がある。その一翼を担うOCSでは、国内の受託コーティング市場を330億円/年程度、その内金型コーティングは40%程度と見ており、金型向けを強化する。
「PVD、CVDをはじめ、オーエスジー切削工具のコーティングで長年培ってきた強力な被膜開発力をバックに高品質の被膜を提供する。約20種ある被膜に金型向け被膜4種類を追加開発した。」「受託コーティングの売上は、現在45%程度だが、2030年には倍増を目指す。その内70~80%は、金型被膜で伸ばしたい」と押野社長。
延床面積を20%拡張し、約720㎡の金型コーティング専用エリアも確保。金型被膜に詳しい人材も招聘し、オーエスジーグループのパフォームコート社(米国)からコーティング炉(PVD)を2台導入。洗浄機や脱膜機、ショットブラストも用意した。鍛造やプレス、樹脂などあらゆる金型で、50㎏以下(6㍑以下)のワークに対応する。

OCSは、関東工場(群馬県太田市)と関西工場(兵庫県明石市)に拠点を有しており、これらと連携しながら幅広く受注活動を展開する。受託コーティングを手掛けるオーエスジーの海外拠点とも連携して、グローバルでサービス対応できることも強みだ。
現在、テストコートを受け付けており、問い合わせ、被膜評価が急増している。
日本産機新聞2025年8月20日号
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