2026年8月26日(水)

JIMTOF2016 過去最大規模

各社各様のIoT登場

ロボットやソフト活用

 11月17日から22日まで東京ビッグサイトで開かれる「第28回日本工作機械見本市(JIMTOF)」の開幕まで2カ月に迫ってきた。メーカーも展示機やコンセプトを明確にし始め、販売店のユーザー向けキャンペーンも盛り上がりを見せるなど商戦も本格化してきている。今回のJIMTOFの主役の一つとなりそうなのが、あらゆるものがネットにつながる「IoT」だ。ロボットやソフトを活用した、各社各様の提案がみられそう。IoTはこれまでのものづくりを大きく変える可能性もあることから、今回のJIMTOFへの注目度は例年以上に高い。

5軸など世界の最新技術が集結する
5軸など世界の最新技術が集結する

11月17日〜22日 東京ビッグサイト

商戦いよいよ本格化

 今回、東京ビッグサイトが7、8ホールを拡張することから、出展できる面積も98540㎡と大幅に拡大。出展者は765社・5509小間となり、過去最大規模となる。事務局によると「共同出展なども加わると1000社は超える」としている。日本工作機械工業会の花木義麿会長も「会場が大きくなり、JIMTOFの求心力アップと世界一の技術ショーを目指す」と意気込む。

 こうした状況を受け、機械工具業界でも商戦は本格化している。毎回ユーザーを招待するツアーを企画する販売店では「例年より訪問したいというユーザーが多い」と話す。メーカーや商社でも様々なキャンペーンで集客を促している。複数の工具メーカーでも、JIMTOF期間内に特約店会を開催したり、ユーザー向けのイベントを企画したりしている。

 今回注目を集める理由の一つが、あらゆるものがネットにつながる「IoT」だ。日本工作機械販売協会の冨田薫会長も「間違いなく今回のキーワードの一つ」と話す。予防保全や機械の稼働状況を確認できる提案はすでに出始めているが「どこまで実用的なのか見極めたい」と期待を寄せる。

 もちろん、IoTだけではない。5軸や多軸加工機、3Dプリンティングの進化など世界中から最新の加工技術、製品が集結する。セミナーや講演会など最新の情報も集まるのもJIMTOFの魅力だ。基調講演では、産業技術総合研究所の人工知能研究センターの辻井潤一研究センター長が「人工知能(AI)の今後と機械産業への応用」をテーマに話をする。このほかにも、特別講演では新しいクルマづくり、炭素繊維強化プラスチック、つながる工場など、興味深いテーマが目白押しだ。

 こうした最新の技術や情報に加え、企画展示では「へら絞り」や、「福井県鯖江市の世界最高技術のめがね」などの匠の技も紹介される予定だ。

 「ここから未来が動き出す」という今回のテーマ通り、今回のJIMTOFは、IoTやロボットなどの最新技術から職人技までものづくりの全ての要素が集結し、未来に向けた新たなものづくりが示されそうだ。


開催概要

JIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)
テ ー マ:『ここから未来が動き出す。』
会  期:2016年11月17日㈭~11月22日㈫
開場時間:9:00~17:00
会  場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)全館
展示場面積:98,540㎡
入 場 料:前売(事前登録):1,000円、当日:3,000円、学生:無料(税込)
出展規模:765社、5,509小間(6月7日現在)
出 展 物:
 工作機械/鍛圧機械/工作機器/特殊鋼工具/超硬工具/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置及び関連ソフトウエア(CAD,CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報


日本産機新聞 平成28年(2016年)9月15日号

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