2026年4月10日(金)

特集:今年の戦略商品③ メーカー各社が拡販に注力する製品を紹介

サンコーインダストリー LOCK ONE(ロックワン)

ボルト・ナットの緩みや脱落を防ぐスプリング。スプリングの緊縮力により、ねじの戻ろうとする力と外れる方向への力を同時に抑えることで、高い緩み止め効果を発揮する。ソケットを使い、六角ナットとともに締め付けるだけで簡単に装着できる。既に装着済みの六角ナットに対しても、余長部分へ後付けすることで緩み止め効果を発揮する。

素材にはステンレスを採用した。温度変化や腐食に強く、屋外環境での使用にも適していることから、橋梁や工場外壁などでの採用が進む。NAS振動試験で3万回をクリアし緩み止め効果は実証済みだ。

ラインアップは、ミリがM4〜24の10種類、ウィットはW3/8〜7/8の4種類を取り揃えた。全サイズを在庫し、1本からでも当日出荷に対応する即納体制を整えている。

サンドビック・コロマント ラジアスカッター「CoroMill MR20」

ステンレス、耐熱やチタン合金、鋼、鋳鉄などの荒~中仕上げフライス、正面フライス、ポケット、プランジミリングといった多様な加工に対応する新型ラジアスカッター。

チップの微小な動きを防ぎ、加工精度の工具寿命向上を図る革新的なチップシート設計を採用。カッターボディとチップとの接触面積を拡大し形状を最適化することで、応力集中を40%以上低減。チップは特許技術の精密プレス「フラッシュライトテクノロジー」を採用し、プレスながら研磨級と同等の精度を誇る。

アンダークーラント機構(強化冷却機構)と多刃コンセプトで工具の長寿命化、高能率加工、安定加工を実現。カッター径はφ32~125㎜、シャンクはアーバ取付け、円筒シャンク、Coromantcaptoなど。チップは12㎜・16㎜で各被削材に応じ30種を用意。

帝国チャック ハンドロックコレットアーバー「MMタイプ」

優れた精度と加工性能を実現する内径把握向けのトークロックコレットアーバーは長年、インチ規格のみ販売していたが、ユーザーからメートル規格の追加要望を受け、12年にスタンダードシリーズ、ショートシリーズと共にユーザビリティ向上のため本体変更も行い、メートル規格のMMタイプ「AC25HL-M」「AC-81HL-M」「AC-86HL-M」など揃えた。

ハンドロックコレットアーバーはこれまでMMタイプがラインナップに無く、オーダーメイドの1点もので製作していたが、近年の需要増加に伴い標準化した形だ。

主な特長は従来ハンドロックと同様の手締め式で簡単運用でき、コレット入れ替えはもちろん、サイズ違いのアーバー本体も入れ替える事が可能(ベース毎に上限サイズ・下限サイズ有)。

フクハラ「ドラゴンサイクロンセパレータ」

「ドラゴンサイクロンセパレータ」の特長は、①圧縮空気回路の上り配管直下に設置することで、水平配管に溜まったドレンを効率よく分離する日本初の省エネに特化した製品②ドレンを上り配管に回さないため圧力損失が少なくなり、大きな省エネを図ることができ、分離されたドレンは、本体に備えられているドレンラップで排出する。③ラインナップは全4種類、対応処理流量は5.57~23.8㎥/min(0.7MPa時)。④例として75のコンプレッサーを使用、この装置を設置しない場合では、水平配管内にドレンが滞留し、圧力損失(差圧)が0.1MPaの電力損失は6.67になる。⑤仮に、電力料金が25円/、年間3,000時間稼働した時の年間損失金額は、約50万円となり…大幅な電力費削減になる。

ブラザー工業 横型ユニバーサルコンパクトマシニングセンタ「HU550Xd1」

自動車産業ではEVを中心に部品の大型化・複雑化に伴い、コンパクトながら多面加工に対応する機械が求められている。

そこで開発したのが「HU550Xd1」だ。ローラーギアカム構造を採用した大型傾斜ロータリーテーブルを搭載し、直径680㎜、高さ400㎜の治具エリアを確保。eアクスルなど多数の割り出しが必要な大型部品加工ほか、工具の長さも最大350㎜まで対応し、深穴加工も能力を発揮。

さらに、30本マガジンを搭載し、広い治具エリア・加工エリアを確保しつつ、機械幅1557㎜、奥行き2744㎜と省スペースで、同程度の加工エリアを持つ40番MCに比べ設置スペースを約20%削減。標準主軸1万2000回転仕様に加え、高トルク(最大92N・m)や2万回転仕様も用意し、引き合いも上々のようだ。

山勝商会 YMKT製「YE4-A-L」

『樹脂を、より、美しく削る』をテーマに、課題である「バリ」「切屑の溶着」「面粗度の低下」といった特有の課題を解決。

「YE4‐A‐L」はアルミや樹脂の側面仕上げ用に開発した超硬DLCコート4枚刃スクエアエンドミル。右刃左ねじれが最大の特長で、切粉が底刃方向に向かうことで上面に切粉の抜けを発生させず、上面バリの発生を極小化。ワークを下方向に押さえつけ安定させる効果と不等リードの相乗効果でビビリを抑制。平滑性に優れたDLCコートで樹脂特有の溶着も防止することができる。

そのほか、極超微粒子合金を採用した超硬ロングネックキーシードカッター「YSPKC‐LN」(協和精工)、超硬の非鉄・樹脂用R面取りカッタ「ACRC」(兼房)など、樹脂や非鉄金属における高品位な加工を提案。

レッキス工業 産業用ポータブル電源「PB‐AR Proシリーズ」

電源が取れない、または電源が不安定な現場に最適な製品が産業用ポータブル電源「PB‐AR Proシリーズ」。非常用電源としても活用できるため、防災やレジャーへの転用も可能だ。

従来のポータブル電源はレジャーが主目的で、機械などの電源として使用すると途中で止まるなど産業用途として活用することが難しかった。そこで自社製品で徹底的に検証を続け、産業用途として安定稼働ができるように仕上げている。

同程度の出力を持つ発電機に比べ手軽で騒音や排気ガスの心配もなく、室内でも安心して使える。純正弦波の波形(高品質な出力)で家電製品等への使用も可能だ。『防災製品等推奨品』(一般社団法人防災安全協会)の認証マークも取得し、非常用電源としても防災需要にも対応する。

日本産機新聞2026年4月5日号

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