2026年5月12日(火)

ユアサ商事 佐古  晴彦 関西支社長に聞く展示会の見どころ【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

メーカーをつなぎ、変種変量生産に対応

ユアサ商事 上席執行役員 関西ブロック長 関西支社長 佐古  晴彦氏

関西圏の市況は。

非常に厳しい状況が続いているが、関西は重電(タービン関係)、船外機など造船関係、電子・半導体、食品・医薬品・化粧品といった三品業界など多種多様な市場が広がっており、ニーズも多様化している。その中で、あらゆる製造業に需要を喚起することがグランドフェアの役割だ。

今回の見どころは。

全体テーマを『つなぐ未来まで』を掲げ、新技術やメーカー同士、ユーザーとメーカーをつなぐことで、現場の課題解決や未来のモノづくりを提案する場を目指している。

関西グランドフェアも「モノづくり」「すまいづくり」「環境づくり」「まちづくり」の4分野で社会課題にアプローチする。モノづくり分野では人手不足が課題となっており、自動化・省人化をテーマに生産設備から検査工程、工場内物流など様々なシーンの先端技術を披露する予定で、来場者に体感してもらいながら、様々な課題解決策を披露する。

モノづくり分野の見どころは。

機械加工分野では5軸加工機や複合加工機に加え、切削工具、ツーリング、測定までメーカー各社とコラボし、昨今需要が高まっている変種変量生産への対応を提案する。また、ワークのキズや打痕など見分ける従来の目視検査からカメラとオリジナルのAIエンジンを搭載した新たな検査装置「F[ai]ND OUT MEX‐type S」による品質管理の省人化を訴求する。外観検査は課題も多く、ニーズも高い。多くの来場者の目に留まると期待している。加えて、工場や物流倉庫向けの無人フォークリフトも必見だ。

直近では板金分野にも注力しています。

溶接現場は人材不足に加え、経験による技能も大きな能力の差になる。そこでアルファTKGでは溶接現場の人手不足、技能差による品質のバラツキといった課題解決に、ロボットとAIを活用した溶接作業の自動化提案を強化している。

また、工場やビルにある制御盤・配電盤などの電気設備の製作会社では深刻な人手不足に陥っており、それを電気CADや様々なメーカーとコラボし、合理化する仕組みを関西グランドフェア
の目玉として披露したい。

今年は平日開催となります。

従来の金曜日と土曜日の開催ではなくなり、バス動員は減少するだろう。そこで会社を挙げて取り組んでいるFacebook、YouTubeなどSNSのさらなる活用ほか、関西支社では若手社員を中心に新しい集客方法を検討しており、過去の来場履歴から案内メールを送るなど様々な形で集客につなげようと努めている。今回の受注額は310億円、来場者数1万2千人と高い目標を掲げており、新たな集客方法も活用し、多くの来場者を呼び込みたい。

日本産機新聞2025年9月5日号

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