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ジーネット&マルカ 経営統合で「ユニソル」へ
シン・提案力を強化
2026年1月にジーネットとマルカが経営統合し、「ユニソル㈱」が発足する。同時に、フルサト・マルカホールディングスも「ユニソルホールディングス㈱」に商号変更する。その目的・目指す成果などをフルサト・マルカホールディングスの古里龍平社長に聞いた。

「ユニソル」発足の目的は。
2021年10月にフルサト工業とマルカが経営統合し、発足したフルサト・マルカホールディングスは、「機械・工具」「建設資材」「建設機械」「IoTソリューション」の4セグメントで構成している。グループ主力事業である「機械・工具」では、ジーネットとマルカが中核となり、クロスセリングや調達力強化などシナジー効果の最大化を追求してきた。今後は、高度化・多様化するお客様のニーズを的確に捉え、最適な価値提供を強化するために、企業の協業ではなく一体化による総合力強化が重要と判断した。3年前に掲げた事業再編の第一歩だ。

農耕と狩猟文化の統合
狩猟民族は、自分の獲物がどこにいてどうやって仕留めるかを各個人が考えて行動する。農耕民族は、システマチックに皆で情報を共有し、協力して結実させる。狩猟民族は休むことなく獲物を探しに行かないと飢えてしまうが、農耕民族は米を蓄え、収穫量の変動も狩猟民族ほど大きくない。両民族が一緒になって分かち合えば、共に健康的で季節要因に左右されない強い集団になる。ジーネットは農耕文化であり、マルカの産業機械販売部隊は狩猟文化だ。ジーネットとマルカが統合する「ユニソル」では、お互いを刺激し高め合いながら共存する新しいモデルを構築し、新たなユニソルらしさにより、グループの体質強化に繋げたい。ジーネットとマルカがエンドユーザーで競合するケースは今まで無く、今後も販売ルートに変更はない。
具体的には。
統合メリットとして、まず、取り扱いメーカーの拡大により、商材拡充が期待できる。そして、ジーネット単独では収集が十分でなかった売れ筋製品やニーズなどユーザーの声を、マルカと一体化することで入手しやすくなる。提案手法も相互にフィードバックできる。
「ユニソル」には、卸を担う機工事業本部と、大手ユーザーを担う産業機械事業本部、海外担当のグローバル事業本部、食品機械を担う食品事業本部を設置し、横断的に営業企画や推進サポートを行う営業戦略本部を置く予定だ。
また、グループ会社のエンジニアリング・サービス部門を統合し、エンジニアリング力を強化することで、信頼性・機動性・利便性の高いソリューションパートナーを目指す。お客様に対し、一層高付加価値で革新的なソリューションを提供し、日本のものづくりが進化するお手伝いをさせて頂きたい。
販売店へのメッセージ。
「お客様にとって新しい機能を提案してくれる会社」「あらゆる省人化や自動化の相談に対応してくれる会社」「少子化や人手不足に最適な解決策を提案してくれる会社」と言って頂けるよう、直需部隊を抱えユーザーの生の声がわかることを活かして「その手があったか」と感動して頂ける新しい提案力を強化してまいります。
日本産機新聞 2025年3月20日
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