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工作機械2022年9月受注 3カ月ぶり1500億円超え
高水準を維持

日本工作機械工業会(稲葉善治会長・ファナック会長)はこのほど、2022年9月の工作機械受注額が前年同月比4.3%増の1508億4800万円になったと発表した。外需がけん引し、3カ月ぶりに1500億円を上回り、9月としては18年に次ぐ過去2番目の水準。依然高い水準の受注が続く。
内需は前年同月比8.9%減の524億1900万円となった。価格改定前の駆け込み需要の反動などが見られたが、4カ月連続で500億円を上回っており、好調が続く。自動車や一般機械などの主要4業種のうち、自動車のみが前年同月比増となった。ハイブリッド車や電気自動車関連を中心に、4カ月連続で120億円を超えた。
外需は前年同月比13.1%増の984億2900万円となった。3カ月ぶりに950億円を超え、9月としては過去最高額を記録した。
北米は、9月に開催された国際展示会「IMTS」の商談効果もあり、4カ月ぶりに300億円を記録。アジアは3カ月ぶりに450億円を上回り、欧州も2カ月ぶりに180億円を超えた。
今後について稲葉会長は、「最新鋭の工作機械が必要とされる状況は変わらない。一時的な調整局面はあっても大崩れには至らないだろう」と話した。
日本産機新聞 2022年11月20日
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