2025年12月11日(木)

キトー、独自のロープホイスト

総合メーカー目指す

キトーロープホイスト キトーはこのほど、独自に設計開発した自社製ロープホイスト「RY形」を発売した。チェーンブロックで培ったインバータ制御などの技術を採用し、安全性や耐久性を向上。ロープホイスト市場に本格参入し、総合ホイストメーカーを目指す。

 特長は高い安全性と耐久性。同社製チェーンブロックと同様のインバータ制御とプルロータ式モータブレーキを採用。制動距離を短縮し荷揺れを抑えるほか、ブレーキ寿命も向上する。また、作業者が触れる手元操作部を低電圧化(DC24V)し、事故を未然に防止する。

 メンテナンス性の高さも特長のひとつ。アルミニウム材と低圧鋳造法による本体質量の軽量化に加え、部品構成も最適化した。ローヘッド型タイプを標準モデルとし、デッドスペースの削減も図ることができる。

 2.8tローヘッド形タイプを4月から発売し、徐々に製品ラインアップを拡充する予定。ロープホイストは、クレーン向けではチェーンブロックより多く使われており、同社は「設備の老朽化などで乗せ換え需要が高まっており、今後も伸びが期待できる」としている。
 

日本産機新聞 平成28年(2016年)4月25日号

[ 日本産機新聞 ][ 製品 ][ 運搬・建設機器 ] カテゴリの関連記事

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

測定の自動化【MECT2025総集編】

ロボの活用で測定自動化 高精度ワークを機上計測 東京精密は棚型ストッカー「TARNER」と、小型三次元測定機「ZEISS Dura MAX」を展示し、協働ロボットがワークを測定機まで自動搬送する測定の自動化を提案した。T […]

ワーク交換の自動化【MECT2025総集編】

従来の大量生産型から変種変量生産に対応する動きが加速しており、中小ユーザーを中心に手軽かつ低価格で自動化を可能にする提案が求められている。MECTでは『ワーク交換の自動化』をテーマに、簡単に自動化・省人化を図る提案が多数 […]

トピックス

関連サイト