顧客の役に立つ営業を 軸受・伝導機器から油空圧・制御・計測機器、省力機器までモノづくりに必要な機器を販売する三光機工(京都市南区)は2022年、手狭になりつつあった本社を移転。伸び伸びとした環境下で成果主義と現場裁量のバ […]
三叉路…
○…あるプレス加工メーカーは昨年、加工単価を一律2倍に引き上げたという。昨今の材料費や電気料金などの高騰によって製造コストが上昇したことも一つだが、最大の理由は「そもそもの加工単価が安すぎたので、それを是正するため」と社長は話す。
○…深絞りなど独自技術を持つ同社。他社では難しい材料や形状が加工でき、本来なら高い付加価値を提供できるはずが、「価格だけで競合と比較され、受注のために価格を下げていた」。単価引き上げを敢行してからは、受注は減ったものの売上は変わらず、利益率が大きく改善した。
○…きっかけとなったのが欧州視察。そこで従業員数人の会社が5軸加工機など最新鋭の設備をいくつも導入しているのを目の当たりした。聞くと加工単価は自社の倍以上。「自分たちもこうありたい」と単価引き上げを決意したという。
○…政府は2025年度までに最低賃金1000円以上を目標に掲げる。一方、中小メーカーの経営環境は厳しさを増し、賃上げや設備投資は難しいのが実情だ。9月は価格交渉強化月間だという。個社だけでなく、業界や国を挙げて取り組むことで、改善への道が見えるのではないか。
日本産機新聞 2022年9月5日
グローバル視点で未来を拓く 三共精機(京都市南区)は多様性を尊重し、働きやすく人が集まる環境づくりを進めることで、創造性あふれる経営を目指している。 その一例が、社内レイアウトの刷新。オフィスにはバーカウンタ—を併設し、 […]
めんどくさいことも喜んで 「人が生き生きと働き、明るく楽しい職場で、会社を好きになってもらいたい」と話すのは北出金作商店の北出幸裕社長。2019年に社長就任し、『ありがとうを、いきる』を経営理念に、社内改革に取り組むと同 […]