2025年12月18日(木)

産業用ロボット 22年受注見通し

下方修正も、2年連続で1兆円超

日本ロボット工業会(山口賢治会長、ファナック社長)は5月30日、2022年の産業用ロボット受注額を前年比3・6%増の1兆1170億円になる見通しを発表した。年初予想から130億円減の下方修正となった。一方で、達成すれば21年に続く2年連続での1兆円超となり、過去最高額を更新する。

22年の生産額も年初予想から下方修正し、430億円減の9770億円(前年比4・0%増)とした。部品不足の長期化が要因。ただ、山口会長は「部品不足や物流の問題は徐々に改善されるとみており、従来からの高い自動化需要に支えられ、受注、生産ともに高い水準で推移する」とみている。

21年の受注額は前年比25.6%増の1兆786億円と初めて1兆円を超えた。生産額も同22.5%増の9391億円と過去最高となった。中国向けの需要が市場をけん引した他、欧米も“コロナ禍”前の水準に戻すなど、輸出市場を中心に好調だった。山口会長は「遅れていた国内が立ち上がれば、さらに回復するだろう」と語った。

日本産機新聞 2022年6月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【Innovation!】商社のPB商品

多様化するニーズに対応 商社のプライベート(PB)商品は、多様化するニーズに合わせ日々進化を遂げている。長年にわたりユーザーニーズを捉えてきた経験を生かし、高性能や使いやすさに配慮するなど各社は工夫を凝らす。作業工具や切 […]

中山視覚福祉財団 中山ワンダフルフェスタを開催

中山視覚福祉財団(中山哲也理事長・トラスコ中山社長)は、トラスコ中山と共催で、10月17日、神戸文化ホール(神戸市中央区)において第25回中山ワンダフルフェスタを開催した。兵庫県下の視覚障がい者や関係者などが招待された。 […]

ブラザー工業「複合加工機にギア加工を追加」【人手不足時代に対応する工程集約・工程短縮】

SPEEDIOシリーズ「M200/300Xd1」 ブラザー工業はSPEEDIOシリーズの複合加工機「M200/300Xd1」で、従来の旋削加工とマシニング加工に加え、新たにギア加工の専用機能(オプション)を開発した。スカ […]

トピックス

関連サイト