失敗を許容できる空気が人材育成のヒント このコーナーを担当して管理職に課題や悩みをヒアリングするのが常になっている。最も多いのは育成や若手のサポートが難しいという声。管理職は40代以上が多く、昭和世代の上司に育成されてき […]
日工会、70周年式典
グリーン、デジタル、レジリエンス軸に発展を


日本工作機械工業会(稲葉善治会長)は3月18日、東京都千代田区のホテルニューオータニで、70周年記念式典を開いた。グリーン、デジタル、レジリエンスの3つを軸に、次の80年に向けて発展を誓った。
稲葉会長はあいさつで、同会の70年の歩みを紹介し、様々な波はあったものの、順調に市場は拡大してきたとした。ただ、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻で、不透明感で不確実な時代に入ったとし、「目標を見失いがちだが、長期的視野に立って施策を進めたい」と述べた。
その内容として「市場のニーズに応じ、高速高精度、5軸、複合加工、知能化、自動化、省人化の進化、AMの開発を進めていく」とした。また「カーボンニュートラルに対応する『グリーン』、IoTやAIなどによる『デジタル』、サプライチェーン強化の『レジリエンス』の3つの軸に、付加価値の高い製品やサービスを供給し、競争力を高めるため業界一丸となって取り組みたい」と話した。
足元では舵取りが難しい状況が続くが、「需要はそこにあるものではなく、自らの努力で創り出すもの」とし、「次の80周年に向け発展を目指したい」とあいさつした。
式典では、経済産業大臣表彰や、製造産業局長表彰、会長感謝状贈呈が行われ、日工会の発展に尽力した方々の功をねぎらった。
日本産機新聞 2022年4月5日
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
従来切削油と同等以上の加工性能を実現 環境負荷も大幅軽減 主に油圧装置の製造・販売を手掛けるユーテック(大阪府南河内郡、0721・984419)が従来の油性や水溶性の加工油に代わる新技術として、水性切削・研削液「アクアブ […]
精度と時短、無バリで両立 製造現場で人手不足対策やコスト削減、安全性などのニーズが高まる中、それに伴いバリが出にくい切削工具の普及も進む。加工後のバリ取りを無くすことで熟練技術者に依存しない体制や工程短縮を実現するほか、 […]






